~第4章~ 殺めた手
「先生。真丸高校に体験入学?行きたいんですけど。」
報酬を貰うためには、こうするしかなかった。
「体験入学?まだ早いんじゃないか?だってまだ二年だろ?行きたい高校そこって決めているのか?」
こいつは本気で大嫌い。殺しても文句ないくらい色んな生徒に嫌われていた。
「じゃあ。いいです。さようなら。」
担任に言うよりも副担任にいった方が早いと思い、職員室に向かった。
コンコン...
「失礼します。2年2組の早川です。
珍しい名前で、なんでも優しく受け答えてくれる神先生だ。
「どうした?早川?なんかあったか?」
いじめられている話を相談しているため毎回こんな風に会話がはじまる。
「あの、明日がいいんですけど、真丸高校という高校に体験入学に行きたくて、先生お願いできませんか。」
先生は驚いた顔で考えた。
「確認、、とってくるな?待っとけよ?」
職員室に戻り、電話している声が聞こえる。先生は真面目と思っているが、またく違う人殺しなんてばれたくなかった。
「早川。許可貰ったぞ。明日、一緒に行こう。今日はかえって明日の準備しろ。」
「わかりました。」
家に帰った。
「あ。そうだ、昨日母親に電話したのだが、出なかったのだが折り返しもなく困るのだが、、。知らないか?」
(やばい。ばれたら終わる。どうしよう。こわい、やだ、やだ、やだ、やだ。)
「やめて」
「すまなかった。聞いちゃダメだったな。今日は家まで送ってくから車のれ。」
動揺が隠せない先生と、壊れた自分。
「ごめんなさい。先生。」
コロッコロッ
「あ、、、」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます