~第三章~ 壊れた心
(わぁ....こんなにきれいで楽しいんだ!赤い血、この感覚、悲鳴が聞きたい。)
なにかが割れたような感覚だった。恐怖からいろんな人の表情が気になった。死んだ人。殺された人の絶望した顔が見たい。
自分は、変わってしまっていた。気づいてるのに、気づいてないふりをした。
プルルルルルルル.....
「なんだ。終わったのか?なら初給料だ。5万円。お疲れさまだ。」
「おわりました。お疲れ様です。次から外なので黒い服を買ってきます。」
「あぁ、、頼むぞ。桃華。」
「わかりました。」
電話を切ると疲れが体にき、眠気に襲われた。
(片付けしなきゃ、虫が湧く)
布団の上に寝ている母の顔を見ながら、黒い袋を出した。
(え、、、あれなんでこんなことしてるんだろ。)
壊れた心が怖くなってもやめることのできない取り返しのつかないことをしていたことには気づいていたけど気づいていないふりをしていた。
ガサガサ.....
(よし。片付け終わった。寝よ。)
ゴミ出し袋がもともと黒のため、捨ててもおかしくなかった。
(おやすみなさい。)
◇
ピピピピピピピピ.....
朝になった。布団からでるとスマホにメールが来ていた。
【今日の仕事は真丸高校2年
朝からこんなメールは見たくなかったが、学校前に確認できてよかったと思う。
(あ、自分の生きたい高校じゃん。あの子か。かわいいで有名な2年の人)
とりあえず学校に行って、先生にうまくいって高校に入れるように許可をもらおう。
学校に向かって先生に話に行った。
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