登場人物+α(第一章)

登場人物(年齢は第一章終了時)


マイン・アーライト→マイン(十一歳)


 本作の主人公。『剣聖』の庶子。剣が使えないという理由で五年間幽閉されていたが、その間に魔法を鍛え上げる。王立学園魔法科を受験し、実技試験で首席になり特例で合格するも実家を追放される。追放後ハーテリア王国に向かう。指名手配されていると思っている。


〈原作〉

 追放後に捕らえられて魔獣と合成される。ハーテリアの尖兵としてアーライト領の領都を蹂躙し『剣聖』を殺害するが、原作主人公とカインらに敗れ死亡。



マインの中の人(三十代)


 過去に『アルテリア戦記』をプレイしていたが三周目の途中で飽きたため、原作知識はガバガバ。手加減具合もガバガバ。コミュ障。子ども好き。彼の前世を深堀りする予定はない。




アーライト侯爵家


ブレイド・アーライト(三十一歳)


 アルテリア王国アーライト侯爵家現当主。マインの父親でアルテリア王国最強の剣士。『剣聖』の称号を持つ。庶子で剣を使えないマインを幽閉・追放した。魔法使いを下に見ているため、魔法系貴族に嫌われている。

 最近、魔法系貴族の間で「魔法の天才を追放した間抜け」と陰口を叩かれるようになった。


〈原作〉

 陥落した領都アラニア奪還のために行軍中、マインにより領軍諸共に爆破され死亡。ただし、行軍中の不意打ちによるものであり、正面からの対決ではマインが勝つ可能性は極めて低い。



カイン・アーライト(八歳)


 アーライト家の嫡男。マインの弟。剣が使えないマインを見下している。空気が読めない。


〈原作〉

 原作主人公のライバル的な立ち位置。家族をマインに殺され復讐を誓う。原作主人公と共闘しマインを倒す。



アーライト侯爵夫人たち(三十歳前後)


 三人いる。仲は良くない。


〈原作〉

 ハーテリア王国の攻撃で死亡。



マインの弟妹たち(五歳以下)


 弟が一人と妹が二人。マイン幽閉後に誕生したため、マインの存在を知らない。


〈原作〉

 ハーテリア王国の攻撃で死亡。



中年メイド(四十代半ば)


 ハーテリア王国の間者。マインを拉致しようとするが返り討ちにあい死亡。マインの中の人が覚えていないため、名前は不明。


〈原作〉

 祖母の代からアーライト家に仕えているが、その頃からハーテリア王国に情報を流していた。ハーテリア王国の侵攻の手引きをし、アーライト領陥落のきっかけを作った張本人。後にカインに殺された。




アルテリア王立学園


シピン先生(三十代後半)


 アルテリア王立学園魔法科の教師。実技試験で試験官をする。マインが試験でやったことが分かる程度には優秀だが、【魔纏】には気づかなかった。マインの合格を後押しする。


〈原作〉

 マインの中の人は覚えていないが、アルテリア王立学園魔法科の教師として登場。



フェルマル先生(五十歳前後)


 アルテリア王立学園魔法科の教師。見た目は普通のおばちゃんだが、マインが驚くほどの魔力の持ち主。【魔纏】に気づいており、マインの合格を後押しする。


〈原作〉

 マインの中の人がプレイした範囲では未登場。



べらんめえ調の先生(四十代)


 アルテリア王立学園魔法科の教師。マインの合格に当初は難色を示す。魔法使いを下に見るアーライト家が大嫌い。


〈原作〉

 アルテリア王立学園魔法科の教師として登場。



クルト・テリノア(十一歳)


 マインの三つ前で実技試験を受けていた少年。子爵家の子息。世代最高の魔法使いとして知られる。実技二位。


〈原作〉

 マインの中の人は覚えていないが、アルテリア王立学園の最上級生として登場。戦乱編でも活躍する。



顔色の悪い女の子(十一歳)

 マインと同室で筆記試験を受けた少女。とある辺境貴族の令嬢。気分が悪くなっていたときにマインに声を掛けられる。医務室で休んでから実技試験を受験。無事合格した。


〈原作〉

 マインの中の人は覚えていないが、ある貴族家のメイドのひとりとして登場。




その他


ヘルナイア辺境伯(三十代後半)


 本編未登場。


〈原作〉

 アルテリア王国南部のヘルナイア領を治める大貴族。武闘派で知られるが、ハーテリア王国の攻勢に耐えきれず大きく前線を後退させる。反攻戦で活躍し領土を取り戻すことに成功する。

 マインの中の人が覚えていないためフルネームは不明。



ガルガイン辺境伯(三十代)


 本編未登場。ハーテリア王国北部のガルガイン領を治める大貴族。


〈原作〉

 ハーテリア王国の主戦派貴族の重鎮。個人の戦闘能力はそれほど高くはないが、裏工作で力を発揮するタイプ。間者を用いアルテリア王国内で様々な工作を行い、王国の弱体化を図る。開戦後は非道な人体実験によって得た戦力を使い、アーライト領とヘルナイア領を落とすなどアルテリア王国相手に有利に戦いを進める。しかし、原作主人公を中心とした反攻軍に敗れ死亡。ミルティア教国と深い繋がりがあった。

 マインの中の人が覚えていないためフルネームは不明。



ルミナ(十歳前後)


 本編未登場。ミルティア教国の聖女候補の一人で原作ヒロイン。ハーテリア王国内の孤児院出身で光属性魔法に高い適性を持つ。


〈原作〉

 行方不明の恩人を探しているときに主人公たちと出会う。その後、ハーテリア王都地下でミルティア教会が行う非道な実験のことを知り教会に失望。主人公サイドに寝返る。一時期、防御スキルを盛りに盛った壁役タンクビルドが流行った。



エルク・マルククル(千歳以上)


 『賢者』と呼ばれるエルフ。魔法オタクで極めて高い技量を持つ作中屈指の化け物。マインに関心を持つ。


〈原作〉

 物語の要所で顔を出すお助けキャラ。『公式最強』、『歩くマップ兵器』、『コピー賢者』などと呼ばれている。強すぎるため出番が制限されている。マインの中の人はプレイしていないが、『賢者』の過去を深堀りするルートが存在しているらしい。




登場した国


アルテリア王国


 原作の舞台となる大国。シンボルはペガサス。西のメルニエ王国、東のミシネラ連邦とは友好的な関係を保っているが、南のハーテリア王国とは過去に何度も戦争をしている。しかし、ここ二十年ほどは大規模な戦いは起こっていない。

 王都アルテリオンにある王立アルテリア学園が原作学園編の舞台。



メルニエ王国


 アルテリア王国の西にある同盟国。ある原作ヒロインの出身国。

 マインの中の人は当初「西にある国」としか覚えていなかった。



ミシネラ連邦


 アルテリア王国の東にある同盟国。急速に勢力を伸ばす南のミルティア教国に対抗するために都市国家が連携した。国境線では頻繁に小競り合いを起こしている。ある原作ヒロインの出身国。

 マインの中の人は当初「東にある国」としか覚えていなかった。



ハーテリア王国


 アルテリア王国と幾度となく戦争をしている大国。もともとは一つの国だったと主張して、アルテリア王国を支配下に入れようとしている。

 先代の国王が在位していた二十年ほどの間は比較的穏やかな関係だったが、今の国王が即位してからは緊張感が増しつつある。現国王になってから東のミルティア教国と急速に結びつきが強くなった。



ミルティア教国


 ミルティア教の総本山ミルティシアを本拠地とした宗教国家。ハーテリア王国の同盟国。

もとは宗教組織でしかなかったが徐々に影響力を拡大し、国家を形成するに至った。ミシネラ連邦を併合すべく、多数の工作活動を行っている。



なんとか公国


 ハーテリアの西にある国。原作ではハーテリア王国に滅ぼされた。

 マインの中の人は「なんかあの辺に公国ってのがあったな」程度にしか覚えていない。




登場した組織・団体


アルテリア王立学園


 原作学園編の舞台となる学園。王国中から優れた才能の持ち主が集められる。王立ということもあり、貴族から干渉を受けることはない。他国からの留学生も受け入れており、大陸最高峰の学び舎として広く知られている。

 全校生徒は約千人で毎年の合格者はおよそ四百人。自領から入学者を多く輩出することをステータスと捉えている貴族も多く、年少者向けの学校のある都市も少なくない。そのため合格ラインはかなり高くなっている。

 一方で近年、貴族派など一部の貴族出身者による平民の学生に対する攻撃的な言動イジメが問題となっており、教員は頭を悩ませている。


※入学試験についての補足

 試験の合否は筆記と実技の点数の合計で判断される。合格ラインに届かない場合でも、いずれかで特に優れた成績を残していれば合格になることもある。

 但し、マインのように合格ラインを極端に下回るなど、授業についていけないと判断された場合には不合格となり、軍や役所など適性に応じた職を紹介されることもある。



冒険者ギルド


 異世界モノ定番の組織。一定の独立性は保たれているが、戦時の徴兵義務があるなど国の管理下にある。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る