第10話 信用されたってこと!?
「シオン君にお願いがあるのだが、私たちの護衛を頼めないか?」
今日も今日とて勉強をしてご飯をご馳走になっているとそんなことを言われた。
「護衛ですか?」
「うむ。ここから1週間ほどの距離にある王都までの護衛だ。盗賊の件なのだが、あそこまで腕がたつ者達となると他国からの刺客の可能性もあると中央の人間は危惧しているようでな。それでもう一度王都へと訪れる事になったのだが君たちがいてくれると非常に助かるのだ」
「護衛かー、ゴリッピーはどう思う?」
「ウホウ ウホウホ」
「えー、照れるなあー」
「ゴリッピーは一体なんと?」
「ゴリッピーが1番に護るのは僕だって言ってます」
「そうか、ならばそれでも構わない。居てくれるだけで心強いからな。他の冒険者にも護衛を頼むから何かあった時は自分達のことを第1に考えてもらって構わない。それで余裕があれば手助けをしてくれればありがたい。」
「それなら受けます!」
「ありがとう。1週間後に出発となるから、それまでに冒険者ギルドで指名依頼を受理してくれ」
☆
それにしても何が必要かなー?普段から野営はしてるし他に何が必要か思い当たらないなー。
他の冒険者さんもいるみたいだし少し緊張するかも。ゴツゴツの厳つい人たちだったらどうしよう!でも色んな冒険譚とか聞けるかな?そう思うと少し楽しみになってきた。
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