14話
それからコンパス・シルクライナが来てからと言うもの、集落の様子が変わり今までは活気に満ちていたが今は、その様子は無くなり皆コンパス・シルクライナに逆らわない様に言いつけは守る様になって来ていた。そんな中、私は家族から
【父親】 「娘よ、今日の屋敷で行われるパーティーにお前が行くようにと知らせが届いたこの意味が分かるよな?」
【カルタ】 「えっ?私は、行きたくないです!!あそこに行けば帰って来れない。帰って来れたとしても‥裸にて首輪をされ集落を動物のよう歩かされて辱めを受けるだけ。あんなのおかしいよ!!何で、何で、皆んなは抗わないの?相手が最上級魔族だから?私は絶対にあそこには行きたくないです」
【母親】 「ならあんたは、私達に死ねと言うの?貴方がいかなければ殺されるのよ?それでもいいの?」
【弟】 「お母ちゃんの言う通りだよ。お姉ちゃんがただ、そこに行けば殺される事はないんだ。」
【カルタ】 「‥それって、私がどうなっても良いって事なの?」
【父親】 「お前が、選ばれたから行けないのだ。タダ運が悪かっただけだ」
【カルタ】 「ねぇ、何よそれ?私はお父さんとお母さんの子供だよ?弟も、私は貴方の姉よ?家族なのよ?それなのに‥助けるとか考えたりしないの?」
【母親】 「確かに家族よ。けど、それでもやっぱり死にたくないから。だから家族なら私達を助けると思って行きなさい。それにほらもう迎えが来てる」
【カルタ】 「ははは、何よそれ‥自分達が助かればそれでいいの?もう、あんた達は私のお父さんでも、お母さんでもない弟もそうよ。私が‥帰って来たら2度と私の名前と、家族なんて呼ぶな!!!」
そう言い涙を流し迎えが来ていた所に行き馬車にのる。その際に家族は誰も見送ってくれなかった。見送ってくれれば少しは言い過ぎたから謝ろっと思ったがそこで、私は完全に家族との繋がりを完全に切ることを決意したのだった。
そして、屋敷に到着するなり私は衣装がいっぱいある部屋に連れられドレスに着替えさせられ広いホールに到着した。辺りを、見渡すと首輪をされた女性達が沢山いてその奥からコンパス・シルクライナがゆっくりとやって来て
【コンパス・シルクライナ】 「ようこそ、俺の屋敷に。まずは名前を聞こうか女。」
【カルタ】 「グレン・カルタ。」
【コンパス・シルクライナ】 「良い名前だな。さてカルタ、お前に選択肢を与えようではないか。俺に忠誠を誓い周りにいる女と同じ様になるか、それとも無理やり犯され死ぬかの2択だ。選べ」
【カルタ】 「どっちもお断りよ!!」
【コンパス・シルクライナ】 「断るだと?なら家族がどうなってもいいのか?」
【カルタ】 「えぇ、別にどうぞ。あんな人達家族でもなんでもないから」
【コンパス・シルクライナ】 「そうか。なら、お前が俺が言ったどちらかを答えるまで、牢にてムチ打ちのけいだ。捕縛しろ」
そう言うと、いつの間にか現れた人物に背後から後頭部を叩かれ意識を失ったカルタ。そして、何か冷たい物が頭に落ちて目が覚めると、四肢を拘束された状態で動けなくガチャガチャと抵抗するも
【コンパス・シルクライナ】 「ようやく目が覚めたか女。」
【カルタ】 「これ早く外してよ!!」
【コンパス・シルクライナ】 「言わなかったか?ムチ打ちのけいだと?おい、やれ」
そう言うと、裸の女性がムチを震える手で持ち
【女】 「ごめんなさい‥従うしかないの」
と言い放ち、ムチでカルタを打ち始める。
【カルタ】 「くぅあ、あぁあぁあぁ、ひぐぅああぁあ」
と悲鳴を上げる。
【コンパス・シルクライナ】 「1度辞めろ。カルタ、先程の問いだどちらを選ぶ」
カルタは、口に溜まっていた血をコンパス・シルクライナに飛ばし
【カルタ】 「だれ‥が‥選ぶもんか。どっちもお断りよ」
それに対しコンパス・シルクライナは女から鞭を奪い取るなり
【コンパス・シルクライナ】 「いい度胸だな女?お前ら、この女の服を全て破れ!!裸で鞭を直接受けさせてやるよ。本当の痛みを刻みこんでやる」
そう言うと、周りにいた裸の女性達がカルタに近寄り始め服を引き裂き始める
【カルタ】 「貴方達、辞めなさい!!こんな事、望んでないのでしょう?辞めなさい」
【女】 「何も分かってない‥こうするしかないの」
【女】 「痛いのは嫌なのよ。貴方も理解する事になる。こうするしかないと」
そうして、カルタは裸に剥かれコンパス・シルクライナは
【コンパス・シルクライナ】 「いい体だ。だが痛みをしれ」
そう言い鞭を使いカルタを打ち込むとその痛みに
【カルタ】 「ひぎぃあぁぁあ」
【コンパス・シルクライナ】 「ははは、まだ一振りしかしてないぞ?それなのにその叫び声、最高だ。もっと悲鳴を聞かせてみろ」
と鞭を連続で打ち込み始め、カルタは痛みで悲鳴を上げ続ける。そして、しばらくして
【コンパス・シルクライナ】 「気絶しやがったか。とりあえず今日はこれくらいで許してやるよ。そのままで考えを改めろ」
と、酷く腫れ上がり地面には血が滴り赤く床を染めていたのだった。カルタは天井からの水の滴が落ち体の腫れた部分に辺り痛みで目が覚め
【カルタ】 「ひぐぅ‥いだい、いだい、いだいよ。なんでごんなごとざれないどいげないの。わだじわるいごどじでない。誰でもいいがらだずげで。もうだだがれだぐない」
と泣き始める。すると、眼の前の部屋の牢固の壁がドアの様になったのが涙で霞んだ中見えそしてそのドアから2人の人物が入りこんで来て1人の幼い女性が
【女性】 「カルタロス様、なんでこの様な場所から侵入するのです?正面からでもいいのでは?」
【カルタロス】 「その考えは甘いよヨハネス。正面から入れば間違いなく見つかるからね」
【ヨハネス】 「確かにそうですけど、カルタロス様なら問題ないでしょう?」
【カルタロス】 「まずは、証拠を見つけなければ何も出来ないでしょう。って‥ヨハネスここにドアの作る魔法作る際に誰もいないのを確認しましたか?」
【ヨハネス】 「えっ、ごめんなさいしてないです。けど大丈夫でしょう?」
【カルタロス】 「あれを見なさい」
そう言いカルタロスは私を指さして言い放つのであった。これがカルタロス様との出会いだった。
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