13話
コンパス・シルクライナはその娘の家につくなり
【コンパス・シルクライナ】 「成る程‥これはいけませんね。直ちに治療を始めます。なので貴方達は決してこの部屋に入らないでください」
そう言い長、その家族達を部屋から追い出した。そして、追い出したのを見て
【コンパス・シルク】 「いい女ではないか。治すと同時に、奴隷の刻印を施せ」
と言うと、姿を消していた人物が
【】 「御意のままに。」
そう言いその人物は娘の体に触れて、治療を終わらせて奴隷の刻印を背中に刻み込み姿を消した。コンパス・シルクライナは外に出て
【コンパス・シルクライナ】 「終わりましたよ。じきに目を覚ますでしょう」
【家族】「あぁ、ありがとうございます。」
【家族】 「感謝しかありません」
と言うと娘の元に行くと、娘は目を覚まし
【娘】 「お母さん?お父さん?私、治ったの?」
【父親】 「そうだ!最上級魔族様のお陰でな」
【母親】 「ほら、あの方です。お礼をいいなさい」
そう言うと娘はコンパス・シルクライナを見て
【娘】 「あの、助けてくれ、ぐぅあぁあぁ」
と苦しそうにし始める。
【コンパス・シルクライナ】 「言葉遣いが悪いね。ご主人様と呼びなさい」
【母親】 「あの、どういう事です?娘に何をしたのです?」
【父親】 「何故苦しみ始めたのですか?それにご主人様と呼べとは?」
と、コンパス・シルクライナをみる2人。そんな2人に
【コンパス・シルクライナ】 「この私が、タダで治すと思いました?この子を治した際に奴隷の刻印を刻みこんだのですよ。だから今は私がこの子の全てを握ってる。これは代価ですよ。」
【父親】 「ふざけるな!!それが管理する人なのか。娘を解放しろ!!」
そう言い、父親はコンパス・シルクライナに迫る。しかし、父親は何者かに壁に吹き飛ばされ気絶した。
【長】 「何事です?、ってどうされました?」
【コンパス・シルクライナ】 「どうしたも、こうしたもありませんよ。この人たちが治したと言うのに敵意を向けて私を殺そうとしたのです。だからそれに対処したまでです。それと、そこの男は即刻打首に処せ。この2人は私が直接指導し、わからせないといけません」
【長】 「‥了解いたしました」
【母親】 「長、違うのです!その人が、その人が」
【コンパス・シルクライナ】 「うるさいですよ?少し黙りなさい。長、この者たちを私の屋敷に」
そう言い、魔法で四肢を拘束し口にも口枷をつけた。
【長】 「わかりました。父親は広場にて打首に処せ!!それと母親と娘はシルクライナ様の屋敷に連れていけ」
【母親】 「うぅんん!!ううんんん」
【長】 「済まない。けど‥こうするしかこの集落を守る事はできんのだ。他の場所の魔族達がここを滅ぼそうと企んでいた。だから最上級魔族のこの方に守ってくださいとお願いした。その代価としてこの方がやる事全てを見過ごすと約束したからの。契約魔法でな‥。村を守る為だ犠牲になってくれ」
そう言い、長は広場に向うのであった。そして娘と母親はそのまま兵士とコンパス・シルクライナが屋敷に連れて行くのであった。広場では再び、沢山の人が集まり
【長】 「皆の者聞け、この者は娘の病気を治して貰ったのに、そのコンパス・シルクライナ様に危害を加えようとした。コンパス・シルクライナ様は怒り、この集落を見捨てても良いと言われた‥。そこを留まって貰うにはどうしたら良いか聞くと打首に処せとの事だ。だから、この男をここで打首に処す。やれ」
そう言うと、兵士が魔法で首を刎ねて処した。
【長】 「良いか‥コンパス・シルクライナ様には決して逆らうな。この様な事が起きないようにも皆の協力が必要なのだ」
それを遠くで見ていた私は
【カルタ】 「‥あの人違うって訴えてるように見えた。それにおかしい‥本当にこれからこの集落は大丈夫なの??」
と思いながら、母親から頼まれた者を購入して家に帰るのであった。その頃、コンパス・シルクライナの屋敷では母親と、娘はベットに放り込まれており
【コンパス・シルクライナ】 「ひひひひ、さぁお前達今から俺と楽しい楽しい、遊びをしような。逃げようとしても無駄だ、まずは縛り上げ1人づつ相手をしてもらおうか。グヘヘヘへへ」
そう言い、部屋の扉が締まり部屋からは嫌がる叫び声や悲鳴が響き渡るのであった。そしてその外で待機していた人物は
【】 「つまらんな。女と遊び何が楽しいのやら。俺が求めるは戦いよ。コンパス・シルクライナ、お前は最上級魔族だが何も強さを感じない。お前と共にいれば強い奴と戦えると期待して仲間になったが‥期待はずれか」
そう言い、しばらく時間が過ぎ去ると扉が開き裸のコンパス・シルクライナが出て来て頭を描きながら出て来て
【コンパス・シルクライナ】 「中を片付けておけ。俺が疲れ寝てる際に2人は自害してやがった。マジでいい女達だったが、仕方ないか。この集落にはまだ沢山の女共がいるのだからな」
そう言いその場から離れて行くのであった。残された人物はその扉の向こうに入り、縛り上げられ柱に吊るされ魔法で撃ち抜から死んでいた子を床に下ろし、その近くで魔法で頭を打ち抜き死んでいた母親を近くに下ろす。そして
【】 「魂よ‥安らかなる安息を。ホーリーライト」
そう言うと魔法陣が展開され2人の死体は光となりその場から消滅したのであった。そしてその人物はその部屋から出て行くのであった。
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