11話

 

 チャイナ服を着ていた人物はそのままゆっくりと立ち去ろうとするも、


【ボルノ】 「逃がさん!」


 そう言い放つとそのチャイナ服を来た人物を拘束する魔法が放たれチャイナ服の女性を黒い輪っかが体を拘束するも


【チャイナ服】 「ご主人様の聖域を犯す輩ですか?なら‥排除させていただきます。ずっと戻らないご主人様の為にも!!」


 突然と輪っかが消滅した為にボルノは


【ボルノ】 「何だと?魔法が消滅させられた?どういう事だ?」


【チャイナ服】 「それを話すとでも思いですか?それに‥既に貴方以外の方は命をとられますよ?」


 と言うと同時に、いつの間にか3人のチャイナ服を来た人物が、ヨネ、エクスカリナ、マルチダを拘束しており首元にクナイを突きつけていた。


【ヨネ】 「気づかなかったです‥」


【エクスカリナ】 「気配が感じれなかった‥」


【マルチダ】 「殺されるの‥」


 それに


【ボルノ】 「‥どうすれば俺達は許される?許さないのであれば俺の命だけで3人を助けてくれ。カルタロス様の娘がいるのだ」


 そう言うと、チャイナ服を来ていた人物は


【チャイナ服】 「ご主人様の娘??それはどういう事だ?ご主人様はでは何処にいる?何故この聖域にずっと姿を見せられないの?」


【ボルノ】 「お前達は‥カルタロス様が死んだ事を知らないのか??」


【チャイナ服】 「ご主人様が死んだ?何故そのような事が?」


【ボルノ】 「とりあえず、話しをするから3人を解放してやってくれ」


 チャイナ服のリーダーが開放するように言い放つと同時に、チャイナ服を着ていた4人は多分ヨネが、カルタロス様の娘だと思いその場に膝をつきリーダーが


【チャイナ服】 「ご無礼をしてしまい申し訳ありませんお嬢様。まさかご主人様の娘だとは知らずにこのような事をしてしまい申し訳ありません」


【ヨネ】 「あの、そのボルノにも言ったのですが‥そんなに畏まらないで下さい。普通に接して下さい。それと‥お父さんが死んだ事を知らないのは何故です?」


【チャイナ服】 「わかりました、お嬢様がそうおっしゃるならそうさせてもらいます。ご主人様から、ここを守る様にとここに派遣された時に言われ、そしてご主人様が帰って来られた際に外の状況を知ることが許されてました。」


【エクスカリナ】 「許されてたって‥只の監禁ではないのそれ?何故あなた達は断らなかったの?嫌ではなかったの?」


【チャイナ服】 「‥貴方にはわからないかもしれませんが、私達は親に暴行を加えられたり、ここの大陸にもあるのよ奴隷売買が。それにお金の為に売られたり、訳アリの集まりなの私達は。そんな私達をご主人様は1人1人をお金を払ってまで保護して下さり、育ててもらいました。何から何までしてもらったのです‥だから少しでも恩返しがしたいと思い断らなかった。別に外の状況なんて知らなくても私達はご主人様の役に立てるならそれが唯一の幸せなのです」


【エクスカリナ】 「‥そうなの。何か嫌な事を聞いてごめんなさい。」


【チャイナ服】 「いえ、大丈夫です。とりあえず、ご主人様が何故死んだのかをあちらの広い部屋にて聞かせてもらえると助かります」


 と言われ4人は奥の扉に案内されて、その中の広い部屋の椅子に座るのであった。そして


【チャイナ服】 「では、ご主人様が何故死んだのかを聞かせて下さいお嬢様」


【ヨネ】 「‥私はその事を知らないのです。私達は、産まれた時に殺されかけ沢山の人の助けがあり生き延びたから私達は知らないのです。ごめんなさい‥」


【チャイナ服】 「待って下さい、私達って事はご主人様の子はまだいると言う事ですか?」


【ヨネ】 「はい実は私は双子の妹なのです。姉は人間達の住む場所に多分ですがいます。私は‥訳がありこの魔族大陸に1ヶ月前に飛ばされたのです」


【エクスカリナ】 「‥ヨネ、それは私のせいよ。私が死の狂乱会の命令で貴方を殺そうとしたのが原因です」


【チャイナ服】 「殺そうとした?お嬢様を?何故その様な人とお嬢様はいるのです?危ないのでは」


 そう言うと、周りにいたチャイナ服達は一斉に構え始める。


【ヨネ】 「エクスカリナは、その死の狂乱会に騙されて私を殺そうとしたの。けど今は私を殺すような事はしません。だから、エクスカリナに手を出さないで下さい。出すようであれば、私はお父さんの知り合いだからって関係なく貴方達と敵対します」


 それを聞き、リーダーのチャイナ服を来た人物は周りのチャイナ服達に辞めるように合図し


【チャイナ服】 「わかりましたお嬢様をそこは信じましょう。それで、ご主人様が死んだ理由を知ってる人はいないのでしょうか?」


【ボルノ】 「俺が聞いた話では、ハクビ魔王の前の魔王が勇者ルルアンと、カルタロス様を殺したと聞いてる」


【チャイナ服】 「ブブガリン魔王様が殺した?そんなのあり得ません。あの方はご主人様を凄く信頼しておりました。ご主人様も信頼されておりました。何故その様な事が?それにハクビが魔王って事は、ブブガリン魔王様はどうされたのです?」


【ボルノ】 「ブブガリン魔王様は、ハクビによって殺された。」


【チャイナ服】 「とりあえず状況については理解できました。お嬢様はこれからどうなされるのです?」


【ヨネ】 「私は‥マルチダのいた村で異端魔族ハイレシアデーモンの事を知りました。同じ魔族なのに、扱いが酷く許せなかった。だから私はそこに住んでた異端魔族ハイレシアデーモンと呼んだ魔族の者を皆、殺しました‥。間違ってる事をしたのかもしれません‥けどこの原因を作ったであろうハクビを、私は魔王の座から引き下ろすとそこで決めました。例え、これから沢山の魔族を殺すかもしれない‥それでもハクビが魔王のままなら、この魔族大陸は変われない。だから私はこの手が汚れようが、命を落とすかもしれない‥けどそれでもハクビだけは魔王の座から引き落とす為に行動します。お父さんも‥そう言うと思うから」


【チャイナ服】 (この様な幼い子供がこの様な覚悟を決めるなんて‥。ご主人様、貴方の娘はとんでもないですね。ご主人様なら、それを手伝いなさいと言うでしょうね) 「お嬢様‥その行動ですが、私達一同お手伝いさせてもらいます。これからは私達はお嬢様に忠誠を誓いましょう。」


 そう言うと、周りにいたチャイナ服達の人物達は一斉に頭を下げ忠誠を誓ったのであった。


【ヨネ】 「えっと、えっと、頭を上げて下さい!!本当に、そんな事しなくて普通にしてください。けど‥皆さんありがとうございます。これからよろしくお願いします」


 と、ヨネもまたその場で頭を下げて言うのであった。



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