10話
男の魔族の展開した壁にドラゴンゾンビのゾンビブレス衝突し、激しい衝撃波が辺りに広がり壁などが壊れ始める。ヨネ達の場所にもその衝撃波は微力ながら届き、ヨネは創造魔法にて竜とマルチダの目の前に障壁を展開し
【ヨネ】 「2人とも、障壁を貼りましたから。それにしても大丈夫かな?壁とかひび割れたりしてるけど、石像壊れたりしないかな?」
【マルチダ】 「障壁ありがとうございます。それは‥大丈夫だと思いたいです」
【竜】 「障壁私も出来たのにわざわざごめん‥。石像は大丈夫だと信じたいわね」
そう言うと、魔族の男は鎌を持っていた手の鎌を空間にしまうとブレスを放っているドラゴンゾンビの頭上に魔法陣が展開されそこから黒く鋭く尖った魔力の塊が沢山出現し、ドラゴンゾンビの体を貫通し、ドラゴンゾンビの体から緑色の血が飛び散り、地面に落下する。そして魔族の男は指先からレーザーの様な魔法を放ち落下したドラゴンゾンビの頭から貫通し尻尾からそのレーザーは出て来て、ドラゴンゾンビはそのまま絶命したのであった。絶命したのを見届けた男性魔族は元の姿に戻り、ヨネの元に戻って来て
【魔族の男】 「時間がかかったが終わったぞ」
【ヨネ】 「ありがとうございます!えっと、えっと」
【魔族の男】 「ボルノ。俺の名前はボルノだ」
【ヨネ】 「ボルノさん‥名前覚えますね。ちなみに私はヨネです。そして竜人の竜と
【竜】 「ヨネ、ごめん私の本名は竜ガルド・エクスカリナ。竜は皆がそう呼んでただけなの‥」
【ヨネ】 「そうなのです?なら‥エクスカリナって呼んでいいかしら?」
【竜】 「‥恥ずかしいけどいいよ。」
それを聞いた、ボルノは
【ボルノ】 「竜人の竜ガルド‥聞きたい事がある竜人最後の生き残り。戦闘能力が非常に高いとか、カルタロス様が言ってたぞ」
【エクスカリナ】 「‥はいそうですね。けど、生き残りはもう私しかいません。つい最近‥滅ぼされました‥」
【ボルノ】 「滅ぼされた?どういう事か聞いても良いか?滅ぼされるなんて信じれない」
【エクスカリナ】 「村に知らない間に竜が弱体化する結界を張られ、家族を人質にされ私は死の狂乱会と言う組織に従って行動して来たの。最後の任務を遂行すれば解放してくれると信じてたののに、もともと解放する積りはなく魔族が滅ぼした事にし私を更に利用しようとしたのです」
【ボルノ】 「人間界にも救いようのない奴がいるものだな。ちなみにエクスカリナ、お前は竜人の力をどこまで使いこなせる?」
【エクスカリナ】 「どういう事です?竜の姿になれますよ?」
【ボルノ】 「竜の姿か‥なら竜の鱗を纏い角をはやした状態でそのまま今の姿になれたりはしないのだな?」
【エクスカリナ】 「そんな事無理に決まってるよ!!竜の姿になるのだってかなり苦労するのに。それにそんな事が出来るなんて知らない」
【ボルノ】 「カルタロス様は、その姿の竜人と戦った事何度かあったそうだぞ。その姿が真の竜人の力だと聞いたとも言ってた。何処かにその資料を保管するとか言ってたけど‥その場所は教えてもらえなかった」
【エクスカリナ】 「そうなんですね‥」
と言い少し沈黙が続いた為に
【ヨネ】 「ボルノさん、エクスカリナ、マルチダとりあえず、石像の仕掛けを解除しましょうよ!!今は先に進んでお父さんが何で、そこに行くようにと言ったのかを調べるです」
【ボルノ】 「確かにな‥けど俺もついて行っても良いのか?」
【ヨネ】 「私は構わないです。ボルノさんがいれば頼もしいのです。それにお父さんが助けた人なのです、悪い人では無いと思うから」
【エクスカリナ】 「ヨネが言うのであれば私もいいわ。それに‥竜人の力について教えてくれたから‥」
【マルチダ】 「私はお二人に従いますからも2人が良ければそれでいいです」
【ヨネ】 「なら決まりですね!!ボルノさんこれからよろしくお願いします」
【ボルノ】 (カルタロス様‥俺は貴方の娘を貴方が私達を助けてくれたように必ずお守りします。この命に変えましても) 「こちらこそ、よろしく」
そう言い、ボルノが同行する事が決まったのであった。そして、4人は石像のある場所に到着しそれぞれに、魔力を込めると石像の手に持っていた玉が光り輝き始め、石像のあった部屋の中心に突如と扉が出現したのだった。
【ヨネ】 「扉が出現しましたよ?あそこに入るのでしょうか?」
【マルチダ】 「多分そうだと思います。この次は、特に何も言われてませんのでここが目的の場所だと」
【ボルノ】 「とりあえず、入るしかないようだな。扉が消えかかり、石像も先のドラゴンゾンビとの戦いで壊れそうだ」
【エクスカリナ】 「ここまで来たんだから入るしかないわよね」
そう言い、4人は消えかかっていた扉に入るといまいた場所の石像が全て壊れ崩壊し、扉が消え去ったのであった。そしてヨネ達はと言うと、眼の前に広がる本棚がびっしりと並んでいる光景にびっくりした様子を見せていた。
【ヨネ】 「うわぁ、凄い本の数!!それに巨大な地図までもある」
【ボルノ】 「確かに凄まじい数の本だ。こんな場所があるなんて思いもしなかった」
【竜】 「もしかして‥ここに竜人の本がある可能性があるわね」
【マルチダ】 「皆さん‥本の数が凄いのはわかるのですけど気づきませんか?」
そう言われ改めて本をよくよく見て見ると、ホコリが1つも無いことに気が付き
【ヨネ】 「‥本にホコリが全くない。それに部屋にもホコリがないわ」
【ボルノ】 「言われて見れば確かにそうだ‥誰かここにいるのか?」
【竜】 「言われるまで気が付かなかった‥」
そう話していると、奥の扉から
【】 「待ちくたびれましたがお帰りなさいませご主人さ、ま?ってえっ?誰です?何故この場所に?」
と言う声を発する人物が現れたのであった。
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