09話
ヨネ達は、魔族の男の戦闘が気になる為に近くに移動すると、男の魔族はコカトリスと戦闘しており、コカトリスの口からの石化ブレスを真正面から受けていた。
【ヨネ】 「石化ブレス、直撃してるけど‥」
【竜】 「そうね‥けど効いて無いみたいって、翼の羽根がコカトリスの首を切り落とした。凄い精密な操作ね」
【マルチダ】 「流石は、最上級魔族です」
それを聞いた、ヨネと竜は
【竜】 「最上級魔族?聞いた事ないんだけど?」
【ヨネ】 「私もそれは聞いた事ないって言うか、自分が何魔族なのかも知らない」
【マルチダ】 「最上級魔族を知らないのです?ってそれは当たり前かもしれない。情報統制が行われてて、その姿になった場合は必ず相手を始末し魔族大陸以外の場所には知らせないようにしてますから。ちなみに、最上級魔族は上位魔族より遥かに魔力が増えるわ。そしてそれぞれ固有の能力が発言するとか‥。それに‥最上級魔族より上の存在もいるわけだけどその人たち魔族大陸が例え滅びようとも姿を見せたりはしないと思いす。そもそも魔族大陸の地下世界の住人なので、魔族大陸が滅びた所で関係ないからです」
【竜】 「魔族の事について知ら無いことが多い‥」
【ヨネ】 「そうですね‥。ここに来て始めて知った事が多いのです」
【マルチダ】 「私達だって、竜人の事、そしてヨネのいた人間界について知らない事が多いわよ。って話てるうちにもうクラーケンを倒してますよ」
といい魔族の男を探すとクラーケンの触手が転がっており、頭が半分消滅しておりその消滅した場所に1つの心臓があり、そして右手にはドクドクと鼓動している心臓を持っており、それぞれを潰すとクラーケンは息絶えたのであった。魔族の男はそのまま首無しゾンビの場所に到着すると、首無しゾンビは魔族の男に反応し戦闘体制をとる。
魔族の男の目の前にひび割れた空間が出現しその中に手を入れ、黒い鎌を取り出しその鎌で首無しゾンビを攻撃しようとする。
【竜】 「鎌で攻撃?相手はフルプレートアーマーよ?弾かれるのでは?」
【ヨネ】 「良く見て下さい、あの鎌魔力で鋭くなってます。あれなら大丈夫なのでは?」
そう言うと、案の定鎌は首無しゾンビの左腕をプレートごと、刈り取った。首無しゾンビは、後方に飛び退くと同時に腰の手綱を用意するなり、空が暗くなり始めると同時に空に亀裂が入りゾンビホースがそこから出現し、首無しゾンビはそれにまたがるのであった。
【マルチダ】 「あれが、首無しゾンビの真の姿。機動力がはやい‥」
【ヨネ】 「真の姿‥」
【竜】 「実物は見たことなかったけど‥凄い迫力とここからでも感じる圧の凄さ‥」
そんな事を言っていると、合体した首無しゾンビはその場から空を駆け上がりスピードを上げて行く。魔族の男は、翼を羽ばたかせてそのスピードについて行きながら、指先から黒いレーザーを放ちそれが首無しゾンビ達を追尾し始める。
【アルパス】 (あの魔族の男、まだ本気なんて出してない‥この子達に戦い方を見せてる)
【アレン】 (確かにな、本気でやればここなんて跡形もなく消滅させれるだろに)
【アルパス】 (‥ヨネがカルタロスって人の娘で良かったわね。そうでなければここで私達は殺されてたでしょうね)
【アレン】 (確かにな)
とヨネの心の中でアルパスとアレンが話していた。そして、魔族の男は何やら魔法陣を展開すると同時に、空を駆けていた首無しゾンビとゾンビホースは地面に叩きつけら、地面に食い込み始める。
【ヨネ】 「あれは、重量を操作してる?」
【竜】 「そうみたい‥あれ程の魔法を一瞬で使うなんて強い‥」
魔族の男は、ゆっくりと地面に降り立ち鎌で地面に食い込んでいた首無しゾンビとゾンビホースの体を横に刈り取ると、煙の様になり消滅したのだった。そして、ドラゴンゾンビの場所に向う魔族の男。
【ヨネ】 「残りはドラゴンゾンビ1体ですね‥」
【竜】 「強いのはわかったけど本当に大丈夫なのかな?」
そんな事を言っていると、魔族の男はドラゴンゾンビのいる場所に到着するなり、ドラゴンゾンビは男に向かって咆哮を放つ。その咆哮は離れているヨネ達にも届き3人は耳を塞ぎその場に座りこんでしまい
【ヨネ】 「うっ、凄い咆哮‥耳が壊れるよ‥」
【竜】 「離れた状態でもこの咆哮の威力‥耳が痛い‥」
【マルチダ】 「これがドラゴンゾンビの咆哮‥鼓膜が壊れそう‥」
とそれぞれが言うのであった。魔族の男はそんな咆哮に怯むことなく距離を詰める。ドラゴンゾンビは、巨大な腕でそんな魔族を叩き潰そうと腕を使い攻撃するがそれを魔族の男は鎌で受け止める。
【ヨネ】 「鎌で受け止めた!!けど‥刈り取れてないいです」
【竜】 「あの鱗は相当に硬いのかしら?」
【マルチダ】 「本当に1人で大丈夫なの?」
とそれぞれが発しながら戦闘をみる。魔族の男は1度後方に飛び退き、鎌をその場で横に一閃すると衝撃波が放たれドラゴンゾンビにそれが命中し、腕が少し抉られグギャー!と叫び、ダメージが入った。ドラゴンゾンビは、危険と感じたのかその場で翼を羽ばたかせる中に浮かび口からブレスをその魔族に放つ。魔族はそのブレスを手を前に押し出し魔力の壁を生成してそれを防ごうとするのであった。
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