第84話
〚森の中〛
【ガル】 「そうかよ、
と、ゴブリンに囲まれた状態で言い放ちゴブリンと戦い始めたのであった。
そんな中、
【竜】 「いっ、ってあれ何で私は生きてるの?それにここは?」
【ヨネ】 「目が覚めましたか?」
【竜】 「‥お前が助けたのか?」
【ヨネ】 「そうなりますね‥。」
【竜】 「何故助けたの?私はお前を始末しようとして転移した。」
【ヨネ】 「知ってます。私が起きた際には既に虫の息だった‥助ける義理はなかったです。けど見殺しには出来なかった、だから助けました」
【竜】 「‥馬鹿じゃないのあんた?元通りになればあんたを始末するよ?」
【ヨネ】 「いいですよ‥私を殺して下さい。私が、私が、沢山の人を殺した‥ごろじだ。そのきおぐがないけどごろじだんだ。私がいぎでだらまだだぐざんのひどをごろじでじまう」
【竜】 「どういう事?沢山の人を殺した?何よそれ?」
それに、ヨネはスクリーンを指差して言う。竜はそれを見て
【竜】 「違う、そんな筈ない‥だってあんたは気絶させられてすぐに私が捕まえて転移したんだから、これをやったのはあんたではない!!でっち上げよ」
【ヨネ】 「えっ?ぞれぼんどでずが?わだじ、ひどごろじでない?」
【竜】 「殺してないわよ!!であんたはこれからどうするの?指名手配もされてるわよ?その姿元に戻れないの?」
【ヨネ】 「よがっだ。ごのすがだ、戻れないです」
と、ヨネは角が完全に再生仕切っており羊の角が生えており、翼は完全になかったが尻尾が生えていたのだった。
【竜】 「そう」 (ここでこいつを殺すか?けど‥助けて貰った)
【ヨネ】 「ひぃぐ、ぞう言えば何があなだに連絡かスクリーンが現れあなだど同じ翼をしてだ人があなだを見て、生きなさい、私達はここでお終る。と言ってた。知り合いですか?」
【竜】 「待って、それはいつ?いつなの?」
と起き上がろうとする竜を寝かせようとしながら
【ヨネ】 「起きないで下さい!!怪我まだちゃんと治ってないのです。それに連絡は‥確か3時間前ぐらいです」
【竜】 「‥とりあえず、こちらから連絡とるから少し離れてて。このままで連絡すらから」
【ヨネ】 「‥はいです」
と言い離れたヨネは
【ヨネ】 (アルパス、アレンごめんなさい。あの人を助けて死のうとした事)
【アルパス】 (それは仕方ないわ。貴方が暴走している時私達も、あの力に意識を失わされていたから何が起こったのか、わからなかったから。それに、あの力は危険過ぎるから死のうとするのは1つの手かもしれません。)
【アレン】 (まさか、あれ程の力だったとは思いもしなかった‥。この力は危険すぎる、だから死ねば誰も傷つけずにすむ。正しい選択ではあったと思う)
【ヨネ】 (‥けど自分ではないと知って、死にたくないって思った。おかしいですよね私‥)
【アルパス】 (ってあの助けた子、何か泣き始めたわよ!!)
【アレン】 (言ってやれよ)
そう言いヨネは竜の元に行く。
【ヨネ】 「あの、大丈夫です?何か、何かあったのですか?」
【竜】 「何でも、なんでもばいわよ。うぅわぁぁあぁあぁあぁ」
【ヨネ】 「えっ?えっ?どうしよう、どうしよう、とりあえず‥」
と慌てて、竜の頭を撫でながら
【ヨネ】 「母様が、泣いてる私に良くしていたのです。そして、泣くときは泣けるだけ泣きなさいと言ってました。理由は分からないですが今は泣けるだけ泣いて下さい」
竜は痛い体を起こしヨネの胸に顔を埋め
【竜】 「うわぁあぁあぁあぁあぁあぁ~~~~~~~~あぁあぁあぁ」
としばらく泣き叫ぶのであった。そして落ち着いた竜。ヨネは
【ヨネ】 「何があったのです?話して欲しいです」
【竜】 「わだじの里が‥私の入ってる死の狂乱会によって滅ぼされてた。魔法で里をみだらちょうど母と父、弟が幹部の人達に殺された所だった。わだじが任務を失敗したから‥こうなったの」
【ヨネ】 「任務?それってもしかして私を殺す事ですか?」
【竜】 「そうよ‥。貴方を殺すのが任務だった、今までも任務を遂行しなければ殺すと言われて頑張ってきた‥それで今回が最後の任務で遂行すれば解放すると」
【ヨネ】 「そういえば‥こんな事も言ってましたよ。言いつけを守った所で、どのみち滅ぼしそれを貴方には魔族に襲われた事にしずっと働いてもらうと幹部の奴らが話してるのを聞いた。アイツらあんたを利用したいだけだ。だから、私たちの事はいいから生きなさいと」
【竜】 「何よそれ?何の為に、私は任務を遂行してきたの?」
【ヨネ】 「‥とりあえず、その死の狂乱会のメンバーに聞いてみたらどうです?私をもうすぐ殺せるから、殺したら本当に里を解放してくれるのか。それで‥襲われたと言うかどうか。それから貴方が復讐するのかを決めればいいのでは?」(アレン、これでいいの?)
【アレン】 (あぁ。どのみち、ヨネお前1人ではこの魔族大陸の端から1人で生き抜くのは厳しい。だから手を組めるように誘導する)
【竜】 「‥分かった。なら少しまた離れてて」
そう言い竜はスクリーンを映し出し
【隊長】 「竜か、任務はどうなった?他の仲間は?」
【竜】 「他の仲間は‥殺された。けど、私は勇者の娘の1人を殺す所まで追い詰めた。もう少しで殺せる。だから確認だけど、本当にこの任務遂行すれば里を解放してくれるのよね?」
【隊長】 「‥竜、それなんだがどう話せばいいか」
【竜】 「隊長どうしたのです?里に何かあったのです?」
【隊長】 「実は魔族が責めで来てな‥里は滅ぼされたんだ。つい先程」
【竜】 (本当なんだ‥なら) 「隊長、私ね‥勇者の娘殺すの辞める」
【隊長】 「待て、待て、どうしてそうなる?殺せるんだろ?なら殺せ!!これは命令だ」
【竜】 「でも私が従う理由は里を解放するのが条件でした。滅ぼされたんなら、従う理由はありません」
【隊長】 「それについては謝る。だから任務だけは遂行しろ」
【竜】 「お断りします。じゃさようなら!!貴方達の事許さないから」
そう言いスクリーンを消し去った。そしてヨネを見て
【竜】 「貴方を殺すのは本当に辞める。とりあえず‥いまは貴方と一緒にいることにした。この傷が治るまでは。治れば死の狂乱会の奴らに復讐する」
【ヨネ】 「1つ聞きたいのですが‥ここからその死の狂乱会の場所まで遠いのです?」
【竜】 「いいや近いよ。だってここは、あの街から少し離れた場所だから」
【ヨネ】 「‥言いにくいのですが、ここ魔族大陸の端だよ?」
【竜】 「えっ??そんな何で?あり得ない‥魔族大陸ってえっ?冗談でしょう?」
【ヨネ】 「とりあえず‥気絶してる時に外を少し見渡した限り、後方は海で、前は一面に森が広まってました。あの大きな穴もなかったです」
【竜】 「‥どうやって生き延びようかしら」
【ヨネ】 「‥私のこの姿もしかしたらこの大陸では役に立つのでは?」
【竜】 「確かに、魔族の角。それに上位種族の角だもんね‥。とりあえず私の傷が癒えてからにしましょう。出ないと‥死ぬわよ私達」
【ヨネ】 「‥ハイです」
と、ヨネは魔族大陸の端に何故か転移していたのであった。
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