第80話


その頃、紅葉くれはの場所にも鳳華ほうかが到着しており


【鳳華】 「さてと、悪党はどちらですか?」


【紅葉】 (誰?気配もなく突然と現れた‥この女只者ではない‥)


【女】 (何者?私が気づかなかっただと?)


【鳳華】 「あらあら、黙りですか?仕方ないですね‥とりあえず2人とも大人しくしてもらいましょうか?それと訪ねたいのですが、死の狂乱会のメンバーでしょうか?」


【紅葉】 「私は‥違う!!ヨネ様とはなび様を助ける為に時間を稼いでいた」


【女】 「あんな連中と一緒にしてもらうと困る。私は雛田真昼ひなたまひる様の新鋭部隊、ハンディ。」


【鳳華】 「成る程です。でしたら、ハンディさん悪いのですが貴方は今は私の敵ですね。申し訳ないのですが‥ここで気絶させますね!!隊長からは死の狂乱会のメンバー以外は殺しては駄目と言われてますから」


【ハンディ】 「敵だと?お前は私達が敵だと言うのか?」


【鳳華】 「はい、そうですよ!!だって、勇者の娘の双子を指名手配したのでしょう?これがどういう事になるのか分かってるのです?」


【ハンディ】 「雛田真昼様のすることだ。何か考えがあっての事だ。それにお前、何故その事を知ってる?一部の者しか知らないはず。お前はここで捕まえ尋問する」


【鳳華】 「そうですか。なら私も尋問されるわけにはいきませんので抵抗させてもらいますね」


といい、ハンディは手から風の衝撃波を放ち鳳華を攻撃するも、鳳華はそれをギリギリで躱し、その隙に迫るハンディは更に魔力の塊を鳳華に放つ。しかし鳳華はそれを蹴飛ばし、ハンディの腕を捕まえそのまま押し倒し拘束し


【鳳華】 「あらあら、どうしたのです?逆に捕まってしまいましたよ?それに貴方、いい体をしてますね?このままひん剥いて拘束し放置すればどうなるでしょうか」


【ハンディ】 「ふん、脅しでしょう?そんなの出来る訳ないわ」


【鳳華】 「脅し?この私が?残念だけど本当よ?」


といいハンディの上の服を脱がせ始める。


【ハンディ】 「えっ?嘘、嘘、嘘、冗談でしょう?ヤダ、辞めてよ、辞めてよ!!何で、何で、魔法が使えないのよ!!」


と暴れるも鳳華はびくともせずに魔法も何故か封じられていた。


【鳳華】 「いい表情です!!」


【ハンディ】 「ヤダ、何でもするから、だからそれだけは辞めて。辞めて」


【鳳華】 「それが人に頼む態度でしょうか?」


【ハンディ】 「‥何でもしますから。どうか、どうかお辞め下さい」


【鳳華】 「はい!良く出来ました。そしてお休みなさい」


といいハンディを気絶させ、服を元通りにし


【鳳華】 「拷問って言うのはね、こうやってやるのよ。さてエルフ、そのヨネ様と、はなび様と言うのは誰?」


【紅葉】 (やはりこの女只者ではなかった)「えっと、勇者ルルアン様の双子の娘です。先に進ませ時間を稼いでいたのです」


【鳳華】 「では、行きましょう。そこに、私の仲間もいますから合流しましょう」


そう言い紅葉は鳳華の跡を追うのであった。



その頃、ヨネはと言うと雛田真昼の魔法を翼を使い避けながら羽根を射出し未だに攻撃しており、お互いに決定打に繋がっておらず雛田真昼は何かを決め込んだのかその場に止まり、羽根を魔法で相殺し


【雛田真昼】 「いい加減、そろそろお終いにしましょう」


そう言うと、雛田真昼に魔力が集まり始める。


【ヨネ】 「あははははは、魔力が集まってるのを感じるわ。けど、今更何をしようと私は殺せない!!」


といい雛田真昼に接近するも、ヨネの上空から剣が何本も降り注ぎヨネはそれを避けるために先程いた、場所に戻り上空の人物を睨みつけ


【ヨネ】 「‥先生何故邪魔をするのです?邪魔さえなければ殺せたのに何故?」


そういうと、ゆっくりと上空から降り立ち


魚晴也さかなはるや】 「雛田真昼、お前には聞きたいことがあるから動くんじゃねぞ?動けば背後の剣がお前を貫く。先ずはヨネをどうにかしないといけないからな」


【雛田真昼】 「‥理事長と一緒にいた奴か。お前1人ではその化け物は止めれない。ここは手を組み殺すのがいいでしょう」


【魚晴也】 「ヨネを化け物って呼ぶんじゃね!ヨネは俺のクラスの生徒だ。それに殺す訳無いだろ!」


【雛田真昼】 「甘い考えね。そいつは、必ずこれからの脅威となりうる存在だ。だからころすべきよ」


と話していると、羽根が2人に迫り


【ヨネ】 「私の事を無視しないで欲しいな?マジでムカつく。いいよいいよ、2人とも殺せばいいんだ。そうだ、殺せば全てが解決する。だからさ死んでよ!!!」


そういうと、ヨネの背中から再び翼が2本生え尻尾の先が割れ二股になり、角も太く頑丈になり濃密な魔力が更にます


【雛田真昼】 「まだ、強くなると言うのか?」


【魚晴也】 「ヨネ辞めろ!それ以上力に呑まれるな!戻れなくなるぞ」


【ヨネ】 「ふふふふ、いいね。いいよこの力!!」


そう言い、尻尾が雛田真昼と魚晴也目掛けて放たれ、雛田真昼はそれを杖に魔力を纏わせ弾き魚晴也は剣で尻尾を弾く。その隙に、ヨネは巨大な黒い球体を頭上に作っておりそれを二人に放つ


【魚晴也】 「おい、街を壊す気かよ!!それ尻尾が邪魔だ」


【雛田真昼】 「邪魔な尻尾ね!!このままだと不味い」


と尻尾に邪魔をされる2人に巨大な黒い球体が迫るも、次の瞬間に氷に包まれる。


【雛田真昼】 「誰だ!!」


【魚晴也】 「助かったが、誰や?」


【ヨネ】 「また、私の邪魔をする奴が来た!!何で、何で、邪魔をするのよ!!!」


そう言い、突然と現れた人物をみて言い放つのであった。

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