第2話 半纏
寒い一日。愛用の半纏を羽織ってだらだらと休日をすごす。
少し手を洗おうと、濡れては困るので、半纏を脱いでクッション地のソファーの上に広げて置く。
手を洗い終えて、そこへ戻ると、脱いだ半纏の中になにか気配がする。
わがやの猫がその半纏の中にもぐり込んでいたのであった。
冬場の半纏の心地よさというものは、人も猫も共通のものらしい。
半纏を とられて猫の 冬ごもり
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