街で時々見かけるストリートピアノがモチーフの作品です。群馬県の高崎駅には、珍しい「赤いピアノ」が設置されているそうで。どことなくレトロで上品な赤色が印象的でした。見た目にも美しいそのピアノの音色はどのようなものなのでしょうか。ある夜、初老の男性は美しくも儚いピアノの旋律を耳にします。さて、自由に誰でも弾けるそのピアノを夜な夜な弾くのは一体……?人間、何かを禁止されると余計に気になってしまう、とはいいますが。その怪しい旋律だけは聞かない方がいいのかもしれません。