20240214 絶不調③
疲れすぎて目が覚めた。
夫が出勤前に「何か食べたいものあるか」と聞いてきたが、無視した。
息子が「夕飯はまた買ってくる、ヨーグルトとかゼリー冷蔵庫にあるから食べられたら食べて、何かあったらLINEに」と言い出勤した。
昼前に夫から電話が来て「食べたいものあるか」とまた聞いてきた。
「何もいらない」と断った。
昼過ぎ娘からLINEが来た。
美味しいパンを買ったから会社帰りに持って行くねという内容だったが、胃腸炎になったと伝え、うつったら大変だからと遠慮したが、あっさり拒否される。
「とりあえず、そっち行くから」
娘の性格上、知ってしまえば来てしまうから、知らせたくなかったんだが。
3時頃、また夫から電話が来て「食べたいものあるか」とまた聞いてきた。
「何もいらない」とまた断ったら、「バナナとかは?」と言うので、仕方なく「じゃあ、それで」と返事した。
夫が早めに帰宅した。
「バナナが売ってなかったんだよ」
残念そうにそう言って、無果汁のフルーツジュースを買ってきた。
今どき、バナナが売ってないなんて、そんなことある?
深夜ならまだしも、まだ夕方6時。保育園帰りの親子なら、今お迎えでこれから買い物して夕飯だっていう時間帯なのに。
「いつも行くコンビニに売ってなかった」と、俺は悪くないアピールをかます。
「ほかのコンビニとか、スーパーは行かなかったの?」
「あ、ごめん、行かなかった」
もう会話をする気力もない。
息子が帰宅し、まもなく娘も来た。
そして、娘の質問攻めに合う。
熱は何度?
そのほかの症状は?
薬飲んでるの?
病院はどこ?
水分取ってる?
食べてる?
いつから具合悪いの?
なんで知らせなかったの?
よせばいいのに、夫は娘に、バナナが買えなかった理由を説明した。
そして、娘は夫に怒った。
「バナナくらいまともに買ってきなさいよ!」
結局、息子が近所のスーパーにわざわざ買いに行ってくれて、無事に我が家にバナナがやってきた。
そして、息子が言う。
「買い物があるときは、俺に言って」
なんか、私たち夫婦は問題大ありだ。
それに比べて子供たちの逞しいこと。
ありがとう。
バナナをひとくち食べてみた。久しぶりの固形物が美味しかった。
娘もおかゆとかスープとか、気遣いたっぷりのものを買ってきてくれて、本当にありがたい。
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