20240130 ありがとうと置き配
有休を取り、愛犬のお墓参りに行ってきた。
電車に乗り、バスに乗り、ちょっと道に迷いながら、ホームページ上の写真と同じ様な入り口をようやく見つけた。
緑に囲まれた霊園の入り口となる門は、写真からは全く伝わってこなかった大きさと圧倒的なポテンシャルが備わっていて、コメダ珈琲で言うところの逆詐欺にあったよう。
霊園内に入っていくと、まずは法事等が出来るような会館があり、大きな駐車場があり、その奥に人様用のこれまた広い敷地の墓地があり、東屋まであり、トイレも販売機もあって、その先にペット霊園があった。
入り口の門からペット霊園まで距離があるので、車でも来られるようになっていて、ペット霊園専用の駐車場まで設置されていた。
想像とだいぶ違う霊園の規模にびっくり。
そして、緑に囲まれているのに、通り道には葉っぱ一つ落ちていなかった。
どこもかしこも綺麗で清潔感に溢れている。
いったい誰が掃除しているんだろう。
こんな広い敷地をこのクオリティで保つのは簡単なことではないはず。
この霊園の職員総出で行っているのだろうか。いや、専門業者かな。
あ、もしかしてシルバー派遣とか。
とにかく、ボランティアとかではなく、きちんと報酬が発生する仕事として位置づけられていますに。
『ありがとう』
愛犬が眠るお墓の石碑に刻まれたひらがな5文字。
なんて単純明快。
眠る愛犬を前に、ここまで愛が溢れ温かい言葉が他にあるだろうか。
本当にありがとう。
ただただ、それしかない。
最初のお墓参りは家族みんなで行こうと話していたのだけど、なかなか日程が合わず、みんなの許可をもらって、私だけ先にお参りさせてもらうことになった。
もしかして愛犬は、まずは子供たちに会いたかったかもしれないけど、勘弁してもらおう。
安らかでありますように。
午前中のうちに帰宅すると、玄関わきに荷物が置かれていた。
息子宛かなと思いながら表面のシールを見ると、私あてだった。
送り主は、トートバックのお店。
え、17時以降に指定してるんですけど。
それに、置き配設定してないんですけど。
送り状には、しっかりと指定時間が書かれ、置き配不可となっている。
まあ、とりあえず受け取れたんだからいいかと、心の広い人間になろうとした。が、なり切れず、ちょっと引っかかる気持ちのまま、さっそく梱包を解いた。
思った以上の可愛さ。
初めての植物画はとても美しい。
惚れ惚れして、しばらく見入ってしまった。
牧野ワールドに触れて、ほんの少し心が広くなった気がした。
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