第5話 元戦士と女賢者は二人の子供(?)の親となる
取り合えず二人は服を着て話合いをするのであった。
『つまり....私達って一緒に行動しないと行けないのね?』
「そうみたいだな?」
『これからどうするの?』
「決まっているだろう? 俺と付き合うって事で良いのではないか?」
『そう言う事になるわよね.....。』
「でも....お前さ...可愛いぞ?」
『そう.....。いやん。貴方も見るとイケメンだわ』
「そうか?」
お互いに照れる二人。
「それより朝ご飯を食べてからギルドに行って依頼を受けよう。そして確かめたい事があるからな?」
「分かった。」
二人は朝御飯を食べた後、ギルドに向ったのであった。
ギルドの中に入るとヘレンが立っていたのであった。
「おい。ヘレン」
「いらっしゃい。アレクちゃん。そして....マリーちゃん? なんで一緒にいるの?」
「今日から取り合えず二人は服を着て話合いをするのであった。
『つまり....私達って一緒に行動しないと行けないのね?』
「そうみたいだな?」
『これからどうするの?』
「決まっているだろう? 俺と付き合うって事で良いのではないか?」
『そう言う事になるわよね.....。』
「でも....お前さ...可愛いぞ?」
『そう.....。いやん。貴方も見るとイケメンだわ』
「そうか?」
お互いに照れる二人。
「それより朝ご飯を食べてからギルドに行って依頼を受けよう。そして確かめたい事があるからな?」
「分かった。」
二人は朝御飯を食べた後、ギルドに向ったのであった。
ギルドの中に入るとヘレンが立っていたのであった。
「おい。ヘレン」
「いらっしゃい。アレクちゃん。そして....マリーちゃん? なんで一緒にいるの?」
「今日からマリーと組む事になった。よろしくだ」
『よろしく』
「ふうん...。で用件は?」
「魔物討伐の依頼を受ける。これを受けるから手配してくれ」
アレクはヘレンに依頼書を渡したのであった。
『これってBランク討伐依頼じゃん.....。ワイバーン20体....それを受けるの?』
「ああ。確かめたい事があってな? 実は俺とマリーは能力が元に戻ったのだ」
「ええ。本当よ?」
『と言う事はアレクちゃんの『あれ』とマリーちゃんの『暴風女王』が復活?』
「その暴風女王ってなんだ?」
「ああ...それは私の事。」
『マリーちゃんの別名だよ? 教国では有名だからね?』
「へえ....そうなんだ?」
アレクはマリーにジト目をしているとマリーから回し蹴りをされたのであった。
「なにするんだ.....痛てててて」
『マリーちゃんの攻撃を受けてもビクともしない....まさか....元に戻ったの?』
「なんで、あんたが私の蹴りに耐えているのよ!」
「まあいいじゃんか? それでワイバーン討伐の依頼を受理しろ! ドラム缶!」
『分かったわよ? まあ....元に戻ったのなら大丈夫でしょう....。』
ヘレンは依頼書の受理の手続きをしたのであった。
『はい。受理したわ。場所は此処から北100キロの山脈にあるわよ?』
「問題ない。あいつらも一緒に行くからな?」
『まさか....あの子達を呼び出すのね....まあ。そうなるわね』
「ねえ...あの子達って?」
「後でわかる。じゃあ行くぞ」
「ねえ....ちょっと待ってよおお!」
二人はギルドを出て行ったのであった。
街を出て少し歩くとアレクは森の中に入った。
「此処でいいか。」
『貴方。何をするつもりなの?』
「まあ。見てろよ? 出てこい! メイ!」
アレクは「メイ」と叫ぶと地面から魔法陣が出て来て一人の少女が立っていたのであった。
その少女の姿は歳は十代前半でボブカットの灰色の髪で眼は黄金色にボーイテックな服装を着ていて少女はカインに声をかけたのであった
「パパ!」
『パパって?』
「こいつの名前はメイと言う。俺の召喚獣だ」
「始めましてボクはメイと言うのです。ママって言っていいのですか?」
『ママって....いやん』
マリーはメイにママと言われて照れていたのであった。
「まあいいか...。」
『まあ良いかって言うんじゃない!』
「パパとママ。喧嘩はダメなのです?」
「なあメイ。なんでハテナなんだ?」
『それよりメイちゃんって言ったわね。なんでボクって言うのかな?』
「実は....、ボクはパパに助けられたの。元の姿では街に入れないからパパから貰った本で人化の術を身に付けたなのです」
メイはマリーに本を渡したのであった。
『なになに「一から始めるボクっ子入門編」と「一から始めるボクっ子応用編」ってなんじゃこりゃあ!』
「それを渡したら...こうなった。」
『おい。そこのロリコン! そのまま立ってろ!』
マリーはアレクに詰め寄るとメイがアレクの前に立って
「ママ。ダメって.....じいいいい」
『何を見ているの? メイちゃん』
「え~と。パパってママの胸が好きなの? ボクの胸を比べてみると...小さい」
ガアアアアアアン!
メイは腰を下ろしてしまった。
「なんて事を言うんだメイ。マリーは胸が普通だぞ?」
「そうなの?」
『あんたら.....いい加減にしろ!』
「でもな。メイ。マリーはベットの中では可愛いぞ?」
「そうなの?」
「ああ。悲鳴が可愛いぞ?」
『あんたね.....子供の前でそう言うのは言うなああ! でも...可愛いって....いやん』
マリーはツンデレであった....。
『アレク。ワイバーン討伐に行くのでしょう? 何でメイちゃんを呼んだの?』
「まあ見たらわかる.....メイ人化解除だ」
「はいなのです」
メイは人化を解くと....其処には銀色の姿をした龍が立っていた
『これってドラゴン?』
「ああ。メイは希少なドラゴンで巷には『破滅龍』と言われているからな?」
『破滅龍って災害級の魔物じゃないのよ! それを従属しているってあんた何者?』
「ママ知らないの? パパは別名「赤い稲妻」と言われた時期があるよ?」
「「赤い稲妻」ですってえええええ!」
マリーも驚くもなにも、アレクは一回引退して7年前に復帰していた。
その引退前の別名が「赤い稲妻」...つまりソロでSSランクの冒険者であったのだ。
マリーはそのソロの冒険者に憧れて冒険者になったのであった。
『貴方が....あの「赤い稲妻」なの?』
「昔はそうだったけどな....ある理由で一回は引退したのだが復帰したのだ。」
「それよりパパ。フィルは出すの?」
「フィルは目的地に着いたら呼びだすからな?」
『そのフィルって従魔なの?』
「それに近いと思うなのです。ママ」
『なんでメイちゃん。私をママって言うの?』
「ママはママなのです!」
「諦めろマリー。俺達はこの指輪なしでは生きて行けないからな?」
『もう良いわ....勝手にして』
「マリー。これが終わったら....夜の営みをするから覚悟しろよ?」
『なんて事を言うのよ! このエロおっさんめ! .....やさしくしてね....』
本当にこのコンビはポンコツであったのだ。
「メイ。北100キロにあるから、よろしく頼む」
「はいなのです。パパとママ。ボクの背中に乗って!」
アレクとマリーはメイの背中に乗った。
「それでは行くなのです!」
メイは北に向って飛んで行ったのであった......しかも秒速で.....。
この連中はポンコツが多いのだ........。
後、バカカップルはステータスを見ていても『
新人類:不死の身体を持つ人族の事、歳はそのまま固定となる。
その為、子供は出来ない。但し、首を落とされると死ぬ。
と言う事でこのバカカップルは.....まさに不死でポンコツであるのであった......。
メイの背中に乗ったアレクとマリーは北にある山脈に到着したのであった。
メイは直ぐに人の姿にもどり、アレクとマリーは........ゲロを吐いていたのであった。
「なあ。メイ.....早すぎだろうがあああ!」
「だってパパが早く飛んでと言ったから」
「それでも.....秒速で行くなと言っているだろうがああ!俺達が死んでしまう!」
しかし、メイの秒速にもアレクとマリーは問題なかった。
「ねえ....今、ステータス確認をしたけど、私達って種族が変わっているわよ?」
マリーが初めてステータスを見て言ったのであった。
「え~とね。何々........「新人類」とは不死となり年齢が固定されるって?」
「と言う事は......。」
「「俺(私)達ってこのままの歳でずっといるのおおおお!」」
二人は叫び出すのであった。
「そういや。メイちゃんって歳はいくつなの?」
「ボクは丁度、2万10歳になりました」
おいおい.....この二人が生まれる約2万年生きているのかあ......。
「まあ。見た目は10歳だからな? 別に良いんじゃないか?」
アレクはポンコツな意見を言うのであった。
「まあ、いっか。」
マリーも同意したのであった.....本当にバカなカップル.....。
するとメイがアレクに話すのであった。
「パパ。フィルを呼んだら? あの子。すぐ拗ねるから」
「そうだな 出てこい! フィル!」
アレクが叫ぶと地面から魔法陣が出て来て一人の少女が出て来たのであった。
銀髪のセミロングで赤い目をしたメイと同じ年齢の少女である。
「パパ! 何で呼んでくれなかったの! あたしずっと待っていたんだから!」
アレクに叫んでいる少女の名前はフィルで、歳は10歳(?)。
腰まである青い髪と青い眼をした、ロリ風な服を着ている少女である。
「初めしてママ。あたしはフィルだよ。よろしく!」
「こちらこそ、よろしくね。フィルちゃん。 ......ってなんで私の事、ママって言うのかな?」
「「パパと同じ指輪をつけているから! それって夫婦ってことだよね?」」
「それより、エリスちゃんは何でロリ風の服を着ているの?」
「これ? パパの趣味。だってパパに貰った本で覚えたから」
フィルはマリーにアレクから渡された本を見て
「なになに? 『ロリっ子になる為の本(初級編)』と『ロリっ子になる為の本(応用編)』って.....このバカ親父いいいいいい!」
マリーは夜叉の顔でアレクを睨みつけたのであった。
「この本は俺の親父から貰った本なんだよ? 一応メイも親父から貰った本だからな......つまり親父の趣味だ」
「あんたの父親とあんた......ロリっ子でボクっ子が趣味なんだよおおお!」
マリーはアレクの後ろに回ってバックドロップを放って行ったのであった。
アレクの顔が地面にめり込んだが、すぐにアレクは腹筋を使って地面から顔を引き上げた。
この男.....マジで筋肉バカである......
「なにするのだ...って、めり込んでも生きているぞおおお!」
「うるさい! 黙れ!」
「なあ。いつも思っているのだが、お前って怒りっぽいなあ? まあそんなところも可愛いけどな」
「なななな.....なに言っているの......ダメ......。いやん♡」
何故かマリーは照れていたのであった.....。
そんなポンコツカップルにフィルが声を出したのであった。
「パパ。魔物の気配がするよ」
「どれくらい離れている?」
「え~と。約5キロに30体ぐらいかな?」
「「おいおい......」」
ちなみにフィルは魔物感知と言うより、眼が20キロ先に見えるのであった。
「フィル。人化解除だ。」
「パパ。分かった! いくよ~!」
フィルの身体が輝いて一匹の獣に変わるのであった......それは銀色の狼になっていたのであった。
それを見たマリーが呆れた顔で言うのであった。
「本当に.....次はシルバーウルフ? って普通じゃん?」
マリーはフィルの姿にシルバーウルフと思っていたのだが.....そこでフィルは驚く事を言うのであった。
『ママ。あたし、シルバーウルフじゃないよ? シルバーフェンリルだよ?』
「なななな.......なんですってええええええ! この子が聖獣シルバーフェンリルって言うのおおおおおおお!」
またまた驚くマリー。
「そうだ。フィルも昔助けたのだ」
「一応置くけど、フィルちゃんは歳はいくつなの?」
『あたし? あたしは1万9千10歳だよ?』
「.......」
無言になるマリー。
「マリーとメイ、フィルの背中に乗れ。フィル、ワイバーンの所に行け!」
『わかった!』
アレク達を乗せたフィルはワイバーンの群れがある場所に走って行ったのであった。
次は....分速で......。
そして2分後にワイバーンの群れがある場所に着いた。
当然、アレクとマリーはまたゲロしたのであった。
メイはキャピキャピと笑いながら、フィルはカイン達を降ろすと人化に戻ったのであった。
「お前ら.....」
「パパ。あそこにいるよ? 空飛ぶワニ!」
「フィルちゃん.....それがワイバーンって言うのよ? わかった?」
「はあい....。」
フィルはマジで天然バカである。
唯一まともなのはメイと思っていたと読者は思いますよね?
実は......。
「パパ! お腹が減ったなのです!」
そう.......メイは大喰らいであった.....。
筋肉バカで体力が無限(?)のアレク。
ツンデレでツッコミ好きなマリー。
ボクっ子で大喰らいのドラゴン、メイ。
ロリっ子で天然が入っているシルバーフェンリルのフィル。
このメンバーは........全員ポンコツトリオと言って良いと思って下さい!
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