第4話 元戦士と元賢者は運命の出会いをする 

ここは西大陸にあるクリスタル公国の中の街の一つであるデニス。

其処に一か月前に一人の男がここで活動していた。

その男の名前は、アレックス=ロックス。普段はアレクと呼ばれている。年齢は35歳。職業は戦士。

スポーツ刈りの銀色の髪で眼は赤い眼をした細マッチョの男性である。

カインは勇者パーティ「月光の狼」に在籍していたのだが、メンバー全員から解雇されて一か月前にこの街に流れ着いたのであった。

デニスの街は冒険者の街とも言われ、様々な冒険者がここで活動して、そして旅立って行くのであった。

カインは今日も荷物持ちとしてあるパーティに参加していた。


『ほらよ。おっさん。分け前だ。』

パーティリーダーから今日の給金銀貨10枚を貰うのであった。


「ありがとう」


『また頼むわ』


「ああ」

パーティから給金を貰ったアレクは冒険者ギルドに入って行ったのであった。


『あらまあ。アレクちゃんじゃあないの?』


「今日はお前か? ヘレン」


『今日はって? 今日もだよって言っているのよ』


「そんなの知るか。このドラム缶オカマ」


『ドラム缶じゃないし、オカマじゃないもん』


「お前さ....男なんだからそう言う恰好は.....気分が悪い....」


『やだあ。アレクちゃん。私の美貌に酔ったの?』


「いいや。お前の姿見たら気分が悪くなったからだ」

このヘレンと言う受付嬢(?)は男である。

しかも体型はドラム缶の様にデカイ!


『今日はどう言った用なの?』


「薬草採取の報告だ」


『どれどれ。薬草20束ね.....OKよ。それじゃあ報酬は銀貨3枚ね』

ヘレンは報酬の銀貨3枚をアレクに渡したのであった。


「ありがとうな....。」


『それよりさ。あんたに聞きたい事があるのよ?』


「なんだ?」


『あんたの付けている指輪。それと同じ物を付けていた女性の冒険者がいたわ。』


「なんだと!」


『さっき討伐依頼を受けたのよねえ。ゴブリン10体で銀貨10枚のをね?』


「それでどうしたのだ?」


『その子。以前に見た事があるのよ....確か『聖女』パーティにいた人だと思うけど?』


「ほう.....。」

アレクはその女性に興味を示しているのであった。


『あんたも『勇者』パーティにいたでしょうが』


「それも昔の事だ。」


『まあ。あんたとはもう15年以上の付き合いだからね....まあ昔は有名だったのにねえ....今は落ちぶれているから.....。』


「まあ。楽しくやっているさ」


『あんた....実家には帰らないの?』


「実家には兄貴が当主になっているから。もう実家には帰らない」


『そうか.....残念....。あんたこの後どうするの?』


「ああ隣の酒場に夕ご飯を食べてから寝るわ」


『そう...まあ。頑張ってね』


「ああ。」

アレクはギルドを出て行った。

残ったヘレンは独り言を言うのであった


『あんたね.....ギルド銀行知らないのかなあ....。まああんたが18歳で冒険者になった時に作ったから...知るわけもないか.....復活楽しみにしているわ『』さん....』


〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇


アレクが酒場に向ってギルドを出てから10分後、一人の女性がギルドに入って来た。

その女性の名は名前マリアンヌ=ガーランド。普段はマリーと呼ばれている。年齢25歳。職業は賢者である。

肩までのロング髪で色はオレンジ色で眼はエメラルド色のしたスレンダー女性であった。

中に入るとヘレンがマリーに声をかけるのであった。


『おかえり。マリーちゃん』


「ただいま....ヘレン これゴブリンの魔石20個」


『確認するわ....確かにゴブリンの魔石20個確認したわ。これ報酬の銀貨70枚ね』

ヘレンはマリーに報酬を渡すと話かけるのであった。


『マリーちゃんって。確か『聖女』パーティにいたのでしょう?』


「そうよ.....弱くなったから解雇されたのよ....」


『実はね....貴方と同じ境遇の人がいるのよ?』


「へえ....」


『その人も『勇者』パーティを解雇されたのですって』


「そうなの?」


『今、隣の酒場にいるわ...恐らく一人で飲んでいるからわかるよ? 行ってみたらどう?』


「私も...今お酒が飲みたいから酒場に行くとするわ」

マリーはギルドを出て酒場に向ったのであった。

そしてヘレンはまた独り言を言うのであった。


『やっぱり....あの指輪....あの二人が一緒になれば....まさに最強コンビになるわねえ....こればかりは2人が出会って付き合うしかないのよねえ....』


〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

ここはギルドの隣の酒場『ビッグマム亭』の中である。

そこの奥に一人の男が座って酒を飲んでいたのであった。


「なんで、俺がこうなったのか....。」

そう呟くと後ろの席に座っていた女性が喚いていた。


『なんで私....こうなったのだろう....。』

それを聞いた男は座っていた席から外して女性の所に行き話をするのであった。


「あんたも...自棄酒を飲んでいるのか? 実は俺もそうなんだが?」


『貴方もそうなの?』


「ああ...今日はお互いに自棄酒を飲んで今までの鬱憤を晴らすってのどうか?」


『良いわよ』

女性はそう答えると男は女性の前の席に座って


「親父! 酒をどんどん持ってきてくれないか? そこの女性にも同じのを」

そう言いながら二人は話を始めるのであった。


「おれはアレクって言うんだ。あんたの名は?」


『マリーよ』


「俺は一か月前に5年も一緒だったパーティから追い出された。指輪のせいで能力が落ちてな....今は薬草採取と荷物持ちで生計を立てている.....くそおおお!」


『へえ。私も同じ時期に今まで一緒に組んでいた仲間に追い出されたの。この指輪のせいで魔法が下級魔法しか使えないの....しかも....胸が....』


「胸が? あんた、その胸小さいな?」


『ほっとけ!』


「ぐは!」


マリーはアレクの顔に裏拳を入れるのであった。


「何するんだ? 俺が折角慰めようとしているのに!」


『あんたが悪いのじゃないの! 私の胸の事聞くのは!』


「それは不可抗力だって言っているだろう! このペチャパイ!」


『なによ! あんたも話を聞くと好きな人に『婚約指輪』としてもらって振られて、しかも、その相手はリーダーとイチャイチャされたくせに!』


「そう言うお前もレズパーティに追い出されたくせに!友情の証として貰った『指輪』が実は追い出される原因になったじゃないか!」


『もう...腹が立つ! すいません! お酒をもっと頂戴!』


「俺もくれ! 親父!」


「はいはい。夫婦喧嘩はいかんよ?」


「「誰が夫婦なんだ!」」


「マリーさんって言うのか? あんたももっと飲んで憂さを晴らそうや?」


『アレクさんって言ったけ? 貴方も飲みなさいよ?』

お互いに酒を勧めて飲んで行くアレクとマリーの二人....。

そして、一時間後にはまりーが酔い潰れてしまったのであった。


アレクはマリーに話をするのであった。


「おい。マリーさん。こりゃああかんわ」


「あ~あ。このお連れさん。酔い潰れているみたいだな?」


「この人。何処の宿にいるんだ?」

アレクは店主に話をすると、横から一人の女性から


「この人、この酒場から直ぐの所にある『白猫亭』に宿に泊まっている人だわ。私も同じ宿で泊まっているから知っているわ」


「「白猫亭」って俺が宿を取っている場所じゃあないか!」

そう....アレクもマリーと同じ宿を取っていたのであった。


「貴方。その女性を宿まで連れて行きなさいよ? 貴方が飲ませたのでしょう? 責任を取って行きなさい!」


「そうなるわなあ....じゃあ連れているか。」

アレクはマリーを背負って『白猫亭』に向ったのであった。

中に入ると女将が立っていて、アレクは女将に尋ねるのであった。


「女将さん! この女性の部屋は何処だ?」


『ああ。この人、あんたの隣の部屋ですわ。203号室ね はい。これがこの人の部屋の鍵だよ?』


「ありがとうな」


『ごゆっくりね....。そうだ! 部屋に入る前にドアノブに魔力を込めてから中に入ってね。ドアノブが結界魔法具になっているから』


「分かった」

アレクはマリーを背負いながら部屋に向って歩いて行くのであった。

それを見た女将は独り言を言うのであった。


「頑張りなよ? ドアノブには結界と防音の魔導具を埋め込んでいるからね....」

ニヤニヤと笑う女将であった。


アレクはマリーの部屋に着いて、女将が言っていたドアノブに魔力を込めてから中に入るのであった。

部屋の中は....脱ぎ捨ての服が散乱していたのであった。


(おいおい....ここがこの女性の部屋?)

アレクはそう思いながらマリーをベットにおろしたのであった。


(このままじゃあ....暑いだろう....脱がさないといかんのかな?)

アレクは色々と考えて結果


(まあ。いいか。服を脱がしてあげるか? どうぜ少女見たいだし。大丈夫だろう....。)

アレクはマリーの服を脱がして行くのであった。

マリーの下着姿を見たアレクはため息をついていたのであった。


(この女。なんと言う下着を履いているのだ??)

マリーの下着は黒のスケスケの下着を履いていたのであった。

それを見たカインは指輪の事を思い出したのであった。


(彼女の付けている指輪って俺のと同じじゃないのか?)

マリーの付けている指輪はアレクと同じ指輪であった。


(そうなると...キスしたらどうなる? ...えええい!)

アレクはマリーにキスをするのであった。

そして.....アレクのが大きく立っていたのであった。


(おお...ビッグマグラム復活したあああ!)

喜ぶアレク。

そしてマリーの方をみるとブラがパンパンになって行くのであった。


(これはいかん....ブラが壊れるみたいだ....ブラを取るしかないか..ええい!)

アレクはマリーのブラを外して....彼女の胸を見たのであった。


(なかなかいい乳しているな...。)

アレクは股間のがビクビクしていくのであった。


(もういいや! 犯すしかないわ!)

アレクは野獣となってマリーに襲いかかるのであった。


次の日の朝、マリーは眼を覚ましていた。

マリーは自分の姿を見て悲鳴を出すのであった.....。


『なんで...こうなっているのよおおおおお!』

マリーはになっていたのであった。

そして横にいる男性もになっていたのであった。


(なに? この男? って....まさか....? しかも....この人の股間.....ビクビクして...大きい...ってなんて事を思っているの私!)


マリーは変な事を思いながら、アレクのに足蹴りを入れた。


「いてええええ! なにをするのだ!」

そのお陰でアレクも目が覚めてしまった。


『それはこっち聞きたいわ!』


「お前にキスしたら、俺のが立ったのだ! それとお前、を見たらどうだ?」


『え?』

マリーはアレクが言っていた胸を見ると


『元に戻っている!』

胸が元に戻っていたのであった。


『まさか....あんたとしたの?』


「ああ..たっぷりしたぞ? お前の悲鳴も可愛がったから、つい沢山した...。」


『何回したの?』


「え~と....以上はしていた」


『なにやっているのよ!』

マリーはアレクの顔にラリアットを放っていったのであった。

そしてアレクはステータスを見て驚いた


「おい...戻っている!」


『なによ?』


「ステータスを見ろよ?」

アレクがマリーに話して、マリーもステータスの確認をすると


「「元に戻っている!」」

二人のステータスはこうである。


名前 アレックス=ロックス 35歳 男性  種族:新人類 職業:戦士

身長185センチ 体重70キロ

HP828000/MP58000


攻撃S・防御S・魔法S・俊敏S・賢さS・器用S


スキル:

<剣術><格闘><二刀流><物理・魔法耐性><全異常耐性><身体強化>

<錬金><鑑定><道具箱><生活魔法>


備考:<永遠の愛の指輪>装備(取り外し不可)


<永遠の愛の指輪>.....永遠の愛を誓うとお互いの能力が向上する。

お互いにピンチな時は指輪が光る。

「念話」での会話が可能。

更に結婚すると二人は「不死」となり永遠に生きる事が出来る。

その代わりに相手が死ぬと自分も死ぬ事になる。

男性は指輪を付けた相手のみ「」の効果が出る。

女性は指輪を付けた相手のみ「」の効果が出る。

その代わりに浮気をすると二人は死ぬ事になる。



名前 マリアンヌ=ガーランド 25歳 女性 種族:新人類 職業:賢者

身長158センチ 体重49キロ B85 W54 H85


HP350000/MP800000


攻撃C・防御B・魔法S・俊敏S・賢さS・器用B


スキル:

<物理・魔法耐性><全異常耐性><身体強化><全属性魔法><全支援魔法>

<全回復魔法><魔法作成><無提唱><転移魔法><全異常耐性><鑑定><道具箱>

<料理><生活魔法>

備考:<永遠の愛の指輪>装備(取り外し不可)


<永遠の愛の指輪>.....永遠の愛を誓うとお互いの能力が向上する。

お互いにピンチな時は指輪が光る。

「念話」での会話が可能。

更に結婚すると二人は「不死」となり永遠に生きる事が出来る。

その代わりに相手が死ぬと自分も死ぬ事になる。

男性は指輪を付けた相手のみ「」の効果が出る。

女性は指輪を付けた相手のみ「」の効果が出る。

その代わりに浮気をすると二人は死ぬ事になる。


「「なんじゃあああああああ!」」

アレクとマリーは全裸で驚いたのであった.....。


.....おい。お前ら.....全裸でステータス確認するなよ!.....


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