第24話 エンドロールとあとがきと。

「タオさんがいなくなった?」


 ウォルトさんは何も言わず、春人を閉じ込めていたその扉を開いた。


「ウォルトさん?」


「もう君になんの興味もない。好きにしろ。」


「え、でも俺、なんかひどいウィルスを持っているんですよね?」


 ウォルトは笑みも浮かべず、そのまま去って行こうとした。


「あ、すみません、ゲームいくつか持って行っていいですか?」


「…好きにしろ。」


「ありがとうございます!」


 春人はゲームをいくつか持つと、光の中へと駆けていった。



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 ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!!


 突然ですが、皆様、小説において専門的なところをどのくらい読みますか?私はほぼ読みません。読んでますが読んでません。ストーリーを追うことに集中しています。だから私は思い切り省きました。「タイムマシン」や「タイムパラドックス」の説明くらいは丁寧に書くかまよいましたが省きました。それがどう伝わるかどきどきですが、いかがでしたでしょうか。よろしければコメントで教えていただけると嬉しいです…。


 ついでにこのエンドロールも省くか迷いましたが、「今」を常に選ぶ人が一番強い、という思いがあるので、一応書きました。この先どうなるかまで私の中にはあるんですが、省いて。春人、ウォルト、タオがこの先どうなるか、あとは皆さまに一任します。


 過去も未来も簡単に書き換わってしまうのなら、今を見つめていくしかない。そんな思いが少しでも伝われば幸いです。


さて、「今」この文章を読んでくださることを選んでくださった皆様、重ね重ねありがとうございました。次の「今」が楽しいものでありますように!


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隠された香り K.night @hayashi-satoru

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