第2話 相楽佐久

20XX+1/3/26。

新人警官である俺は、

警察学校を卒業し、晴れて警察官となった。

自分の地域、市南区の先輩方は本当に優しい。


本当にここで警察官をやれてよかった。


先輩方と大事件とまでは行かないけど、

小から中規模の事件をこなして行くうちに…

まぁ、最初は辛いこともあったし、

実際、傷害事件やらの被害者を

見て、病みそうにもなったがここまでで、

自分の成長を感じることはいくつもあった。


だが、昨日、突然のことだ。


さっき言った優しい先輩のうちの1人、

隅田陸という先輩の身体が裏返って、

亡くなっていた。


突然すぎたことに、

病みかけている。


いや、もうこれは病んでるね。

辛い。


なんせ、僕が卒業してからずっと

一緒に事件と戦ってきた先輩だから。


息をするように涙を流したよ。


泣きながらこの日記も書いてるし。

辛くて、書く気分にはなれない。


でも、

後でこの気持ちを忘れたかけた時に、

これを見ればきっとおもいだせる。

先輩を、自分の成長を。


そろそろいいかな。


未来の自分へ、

挫けそうになったらこれを見て、

先輩を、成長を、プライドを、尊厳を、

思い出してください。

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ディアの橋 たらこトモダチ @tarakofirends_

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