第5話 Side???
この国のどこかにある、倉庫に12の影があった。
「主の復活には、まだ魂の数が足りません。早急に、人間の魂を集めてください。」
「しかし、もう比較的小さな村は、粗方荒らしてしまいましたよ。」
「そうだな、では、あの厄介なサルディーニャの町はいかがですかな。」
「それは、いい考えですね。」
「しかし、あそこには聖域使いと四聖がいましたな。そう簡単にいくでしょうか?」
「ならば、幹部を二人、派遣するのはいかがですかな。」
「であれば、市街地戦でも、役に立つ絶死と、天目がいけばよいではないか?」
「なるほど、奴らなら破壊せず殺し、その後も我らの拠点として、使用できるな。」
影の一人がそうはなった。そして、話題は勇者のことに移る。
「勇者に関してはどうしますか?」
「それは、後回しでもよいのでは。」
「いや、東の勇者は没したが新たに先代に代わり西と北の勇者が誕生しました。」
「それどころか新たな東の勇者がもう選定させたらしいではないか。」
「なるほど、しかしそうなると聖剣の供物化は出来ないのでは?」
「そうなるだろう。そして、我らが供物にした古代遺物は747個。」
「まだだ、まだ足りん。」
「神は供物を欲する。目標の2000までは、必ず貯めなければならない。そして、我が神の
「それじゃ、
「いえ、まだですが比較的神格が高いものを選んでおります。」
「そうか、そちらに関しても早急に進めるように。」
「次の議題は、勇者学園のスパイに関してですな。」
「その件に関して報告です。すでに、数人忍びこんでいますが。例のモノは見つかっていません。」
「ちっ、あのタヌキ学園長め。忌々しい。」
「ならば隠密に長けた隠形を派遣しますか?」
「いや、時期尚早だ。」
「しかしながら、勇者が入学するまでには終わらせたいものですね。」
「そうですね、残り猶予は後2年弱ですか。」
「王家の猟犬どももいますし、増員しますか?」
「ですが、ここで下手に動いて犬どもにかぎつけられても厄介でしょう。」
「いずれにせよこの世界は、邪神様の物」
「我ら
「「「「「「栄光あれ!」」」」」」
そう言うと、邪神の使徒達は、闇に溶けていく。
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