第32話
デュラハンマーシャルのジェイガンと契約した後一行は王都に向けて歩を進めていた。
「そう言えばお前の夢に出て来た騎士ってあのデュラハンで合ってるのか?」
「たぶんそうだと思う」
「で、あのデュラハン、ジェイガンさんだっけ?夢で何て言ってたの?」
「何だったかな?…確か何処かのお姫様にずっと謝ってたような…無いような…」
「う~んどうだろうな?その姫さんとやらが関係してるかもしんねぇから王都に着いたら王城に行って聞いたら良いかもな!」
「お馬鹿!突然そんな事で行ったって取り合ってもらえないわよ!下手したら変な疑い掛けられても困るしね」
「ん?攻撃されたら受けて立つぞ!」
「はあ~もう良いわ💧兎に角先ずはギルドの行って報告序でに相談して見ましょ」
「そうだね!」
そしてラッテルを出て5日後、巨大な城壁が周りを囲っている王都の街が見えてきた。
そして一行は朝早く王都に到着し、入国検査を終えて東門を通って中に入った。
「凄~い!人でいっぱいだね!」
「先ずはギルドに報告に行きましょ!」
そして30分程歩いた所にギルドがあったので一行は中に入って行った。
「何かめちゃくちゃ見られてるね」
「何だ顔になんか付いてるか?」
「まぁ良いじゃない!」
「おいおい!ここは親子連れで来るような所じゃねぇぞ!それとも依頼でも出しに来たのか?」
「ギャハッハッハッハッハ~いっちょまえに三人とも剣なんて腰にぶら下げてるしよ王都のダンジョンに出稼ぎにでも来た口か?」とスキンヘッドの強面の男二人に絡まれた。
「おっちゃんここにもダンジョンあるのか?」とそんな二人の馬鹿にした態度もお構い無しにキラキラ目で男達に質問するロイド。
「お、おう!そうだ王都から少し行った所に全部で50階層からなるダンジョンがあるだがお前の様なガキなんか入る事も出来ねぇぞ」とロイドを馬鹿にする。
「ガウウウ!」とレオンが威嚇する!
「うお!?何だ?子どものドラゴン?」
「こいつは俺の友達だよ!」
「何だ?お前テイマーだったのか?」
「おい何だお前ら!俺らに何か用か?」
「いや、別に用はねぇがここの先輩冒険者としてBランクの俺達が色々教えてやろうと思ってな!」
「ちょっと!もうそろそろ順番来るわよ!こっちに集合!」の鶴の一声で二人を無視して集まる一行。
「おはようございます!冒険者ギルド王都支部へようこそ!えっと用件は依頼ですか?」
「ん?違う違う!ここ最近出ていたアンデットを無力化して従えたから街道はもう大丈夫だとギルドに報告をと思ってな!それとこれはギルドマスターに直接相談したい事なのだが…取り次いでもらえるか?」と全員ギルドカードを出した。
「えっ!?あなた方冒険者だったのですか?しかも三人ともAランク!?」
「どうなんだ?」
「ちょっとそんな脅したら駄目でしょうが!」
「あっはい分かりました、街道の件は確認が取れたら報奨を支払うという事でお願いします。では少々お待ちください!」と奥へ行ってしまった。
邪魔にならない所で待っているとさっきの二人が声を掛けてきた。
「馬鹿にしてすまなかった!まさかAランクとは思わず」
「ん?ああ気にするな!」
「そ、そうかなら良いんだが…」
「ファミリアの皆さん、ギルドマスターがお会いになるそうですので奥へどうぞ」
と言う事で一行は案内された部屋に入って行った。
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