第31話
「あれってデュラハンよね?」
「ああ確かそのはずだが…」
「あれダンジョンで出た奴だ!あれ?でも何で夢で出て来た騎士の格好してるんだろう?」
「ん?何か様子が変だぞ!」
「…ウゥ…イ、ヤダ…これ以上殺させないでくれ…うぅ…ガアァァァァ!」と騎士然としたデュラハンが馬に乗り、いきなり馬上から攻撃を仕掛けてくる。
「とにかく大人しくさせよう!俺は馬の方をやる!騎士の方はお前らに任せた!」
「「オッケー」」と散開する、「オラァ!」とアレンの拳が騎士の騎乗する馬に命中して吹き飛ばす。
騎士は直ぐに起き上がりロイド逹を狙い走り出す。
騎士は10人程の騎士服のスケルトンナイトを召喚する。
「ゲッ!面倒だな!どうしよう…」とアレンの方を見るとダメージを与えても直ぐに再生して押しきれずにいた。
「ロイド、あんたこの前手に入れた本で無理やり契約してみたら?案外魔法的な何かが原因だったら上書きしてあの騎士を救えるかも」
「そうだね!やってみるよ!」とモンスター契約者の本を開いて契約方法を確認した。「えっと何々、魔力を乗せながらコントラクトテイムって言いば良いのか?」
「おい!ロイド早くしろ!そっちに馬をブッ飛ばすからタイミング合わせろよ!」
「オッケー」
「オラァ!」
「よし来た!コントラクトテイム!」と契約者の本を使用すると騎士全体を包み込み騎士はビクッとして動かなくなった。
「お、おい契約出来たのか?」と恐る恐る様子を見に来るアレン。
「う~んどうだろうお~い!騎士さん起きてる?」とロイドは騎士デュラハンの周りを回りながら手を振りながら声を掛けた。
「は!?私は何をしていたのか…何か凄い悪夢を見ていたような?ん?貴殿らはどなたかな?」
「あれ?さっきまでの記憶が無いのかな?デュラハンさん一応俺が契約魔法でテイムしたんだけど、分かる?」
「なんと!そうでしたか、う~ん…私の名前はジェイガンと申します!名前以外は何故か靄がかかって思い出せない…申し訳ありませぬ」
「まぁ兎に角宜しくね!あっこいつは友達のレオンだよ」
「おお!これは失礼しましたレオン殿!」と騎士の礼をとる騎士デュラハンのジェイガン。
「悪いけどまた呼ぶまでこの本の中に待機しててくれる?」
「承知しました主殿!」とジェイガンが達は戻っていった。
・ジェイガンのステータス紹介
・種族…デュラハンマーシャル
・オス
・Lv185
・HP…S
・MP…B
・攻撃力…S
・魔法…C
・素早さ…A
・素早さ(騎馬時)…S
・固有特技…団員召喚(スケルトンナイト)最高10体
アンデット固有特性…自己修復…HPを時間と共に少しずつ回復するが聖魔法系統のダメージは倍になる。
召喚するスケルトンナイトのステータス
・HP…B
・MP…E
・攻撃力…B
・魔法…D
・素早さ…B
アンデット固有特性…自己修復…HPを時間と共に少しずつ回復するが聖魔法系統のダメージは倍になる。
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