第26話
アレンとレッドの模擬戦が始まった頃、他のメンバーは鑑定とドロップ品の査定の結果をステラから聞いていた。
「えっと先ずはこの古びた本ですが、これはモンスター契約者の本と言う契約した魔物を呼び出す事が出来るマジックアイテムのようです」
「モンスター契約者の本?魔物と契約?そんな事出来るの?」
「私には良く分かりません、鑑定結果は使用可能ジョブは魔物使いの上位であるマスターテイマーとなっていますが、もしかするとレオン君と意志疎通が出来るジョブのロイド君も使用出来るかも知れませんね!やってみないと分かりませんが…」
「何それ面白そう!」
「ガウ♪」
「まぁロイドなら機会があれば仲間に出来そうな時にでも使うでしょうねレオンを拾ってきた時みたいにね」
「はい、使わないと分かりませんので是非使用してみてください!」
「では続けますね、各種魔石はBランクが1個あたり銀貨5枚、Bランク上位が銀貨7枚、Aランクが金貨2枚、Aランク上位は金貨2枚銀貨5枚で買い取りさせて頂きます、それとアイアンタートルの甲羅はレアドロップなので金貨5枚で買い取りさせて頂きますね!以上になりますが宜しければサインをお願いいたします。」
「ええ、確かに確認しました!ありがとう」
「ところでニーナさん達はこの後直ぐに立つ予定ですか?」
「うーん実は私達着替えの服とかがあまり無いから立つ前に色々と買い込もうかと考えてるのよね~だから後3日くらいはこのドーラに滞在しようかと思ってるわ」
「成る程、ではその3日間で良いので武術はアレンさんに魔法関係はニーナさんに臨時教官として技等の指導をお願いしたいのです!」
「何でそこまで?私達人に教えられる程そんな大層な人間じゃない無いわよ?」
「またまたご謙遜を!あなた方が来て過去を引き摺るラルフさんは目を醒まして仕事を真面目にするようになりましたし、皆さんがとんでもなく凄い方達だと、ここ数日で皆が噂してますよ!それで自分たちも是非、技等の強化の為に教えを乞いたいとギルドからお願いして欲しいと方々で言われているのですよ!」
「成る程ね、分かったわ3日間の内2日間で分けて訓練場で希望する方とこちらの都合が合う時間の中で可能な限りやりましょう!明日は買い物に使うからその後の2日間でね!」
「本当ですか!?ありがとうございます!では今からギルド経由で希望する方に連絡しておきますね!」
「ええ、じゃあそろそろアレンの所に行くわね」
「はい!またどうぞ」
とニーナ達は奥の訓練場にアレンを迎えに行くのだった。
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