第17話

翌日再び三人はギルドのギルマスの部屋に来ていた。

「ではこちらで受付処理はしてあるからよろしく頼んだぞ!」

「はい、では行ってきますね!」

「よ~しお化け退治♪」とご機嫌のロイド。

道中の魔物は出来るだけ無視して魔の森に向かう。

街から出て約2時間乗り合い馬車で目的地に向かう。乗り場の魔の森浅層前で降りて先ずは森の魔道師協会の館まで南に進む。

そして一行は情報通り何やら古びた屋敷が見えてきたので入る事にする。

「よ~しお化け退治レッツらゴーゴ~!おっ邪魔しま~す」

「あっロイド待てって」とロイドを追って屋敷の中に入って沢山の機材が置いてあるメインフロアに入った時だった、様々な攻撃魔法が方々から飛んで来た!

「出てきたな~レイスめ!」

「ロイド!家壊したらヤバイから威力は抑えてやれよ!」三人は、各々レイス達を迎撃する。

「もう~!数が多くて面倒ね!」

「あっそうだこれでどう?」と右手と左手に別々の魔法発動させてそれを合成する!

「ウインドストーム、セイント合成!くらえ~セイントストーム!」光を纏う竜巻が一気にレイス達を巻き込んで行く。

「きゃあ~ちょっとロイド!何するの?建物が吹き飛んだらどうするの!?」

「めんごめんご~(///ω///)♪」「ガウ💧」

「まあ良いじゃないか、結果的には早く終わったんだし・・ん?どうやら親玉のお出ましのようだな?」「そうみたいね!」

奥の部屋から杖を持ったローブ姿の骸骨が現れた!

「よ~しお化け退治だそれ~ファイアーボール」とロイドが先制攻撃を行う。

しかし、攻撃は見えない壁で防がれ消えてしまった!「何!?何故効かない?」と二人も魔法で攻撃するが何故か効かない!

「ちょっと何で聖魔法が効かないの?」

「いや効いてはいるみたいだな!ほら」とリッチの被弾した肩の一部がジュウジュウといいながら再生しているのが見て取れた。「こいつ聖属性の攻撃に少し耐性があるみたいだな!」と話しているところにリッチから高威力の火魔法や氷魔法が飛んで来る。それをバックステップでかわす。

「ホーリージャッジメント!これでどうかしら?」聖属性中位の魔法で攻撃するが無傷でリッチは立っていた。

「成る程な!分かったぞ!ロイドもう一回今度は聖属性の合成魔法で攻撃するんだ!あっ威力は抑えてな!」

「オッケーいくよ~ファイアーボール&セイント合成!セイントフレアボール!せい!」ズドンとリッチはまたシールドでガードしようとしたがパリンっと割れる音と共にリッチに命中し、赤と白の色が合わさった炎がリッチの体を包む!そして、数秒後リッチがいたところには着ていたローブと魔石が落ちていた!

「ふう!上手く行ったな!」

「ちょっと何で倒せたの?さっきまであんまり効いてなかったわよね?」

「アイツはどうやら設定した属性の攻撃を無効化するマジックスキルを持っていたんだろうな!それとあのローブの組み合わせだな!1属性で攻撃してもマジックスキルで防がれてローブまで届かない、仮に同時に別の属性で攻撃してもあのローブにも似た効果か単純に魔法耐性がかなり高かったのかも知れないな、だからロイドみたいに合成魔法使える奴じゃないと無理だな!こいつ魔法はこいつの職業にしか使えない魔法なんだろうな多分な」

「へぇ~中級以上はコントロールがまだまだ下手なのにね!」

「でも凄いでしょ?俺ぐふふ」とニヤニヤするロイド。「ハイハイ!さっさ次に行くわよ」とアイテムと散らばる魔石を集めて先を急かすニーナ。

次の目的地はワイバーンが棲息する魔の森奥地だ!





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