第15話
戻ってきた一行、「退場手続きを頼む」
「畏まりました、今回も最速記録ですね!」
「そうなのか?」
「はい!ご覧ください」と時計を指差し視線を促すので確認すると現在11時を指していた、朝9時頃に入場していたので2時間くらいしか掛かっていないことになると気付く。
「もうちょっとゆっくり回れば良かったか?」
「まあお昼にも間に合うし良いんじゃない?」
「昼は屋台で食べたい!」
「ガウ」
と言う事でやって来ました屋台通り、相変わらず屋台通りでは串焼き等の飲食系の物からアクセサリーなど露店も出ており道行く人に皆が各々声を掛けている。
「あっそうそう、お小遣い制にするから今月は金貨3枚ずつね」と三人分の財布を道具袋から出して手渡すニーナ。
「ありがとう母さん!あっ俺の顔が書いてある~父さん見てみて!」
「本当だ俺の顔も書いてあるな!」
「私達三人の個人的な買い物は自分の財布を使う事良い?宿代や食事三食、装備関係はパーティー資金から出すから何かいる時は必ず言うこと良い?」
「了解」「オッケー」「ガウ~😞」
「ちょっと遅れたけど、これがレオンの従魔の証ね!昨日受け取ってアレンジしてたのよ!」と落ち込むレオンにもプレゼントを贈るニーナ。
キラキラした目だ応えるレオンの首には赤いバンダナが風で靡いていた。
昼を終えた一行は鑑定や換金の為ギルドに来ていた。
「やはり朝と夕方以外は空いてるな!」
「そうね、こんにちは!ステラ、ドロップ品の鑑定と魔石とかの不用品の買い取りお願いしますね」
「あ!ファミリアの皆さんこんにちは~鑑定と買い取りですね、承りました!カードをお預かりしますね」とテキパキ動き、アイテムの鑑定は他の職員の人を呼び内容を伝えるステラ。
「はいこれで査定は終わりました」と言うことで報酬の金貨18枚と銀貨9枚を受け取ったニーナ。
「それと今日からファミリアの皆さんは一気にGランクからDランクに昇格になりました、おめでとうございます!後は隣の鑑定士の方の窓口へどうぞ」と促されたので隣の移ると黒い袋を鑑定していた鑑定士が鑑定結果の詳細を教えてくれ、受け取った。どうやらかなり容量サイズが高い魔法袋だった。そして鑑定料金は銀貨2枚だった。
「まだ時間があるから何か依頼でも受けてる?」とロイド。
そうCランク以上の昇格は最低一回はその難易度の依頼を受けるのとギルドからの評価が条件だと聞いていた三人は残っている依頼を見るが大した依頼は無く少し相談していると、二階からギルドマスターのブレイグが降りてきて声を掛けてきた。
「おう!話は聞かせてもらった!お前ら早くランク上げて上級ダンジョンに潜りたいのか?」
「あっギルドマスターのおっちゃん!」
「ちょっとロイド!💢ごめんなさいねブレイグさん😅」
「良いってことよ!気にすんな!ロイド今日も元気だな!」
「いつでも元気モリモリだぞ!」
「で、さっきの話だがどうなんだ?」
「ええ、まあ旅をするのが一番の目的なので、急ぎでは無いのですがこの子が早く上級まで行きたいって五月蝿くて、でも入場するにはランクがB以上必要らしくてどうしようかと話し合っていたところなんです」
「成る程な確かにいくらお前らが強くても条件の規定ランクの依頼達成とギルドからの評価が必要だわな確かに」
「そうなんだよな~どうにかならないか?」
「そうだな~ならこちらが出す依頼を受けるのが条件だか特別に昇格させる事が出来るぞ、実力も知っているしな!」
「何?そうなのか?なら話を聞こうか?」
「父さんやったね」
「やったねってお前が早く行きたいって言うからだろうが!」と呆れ顔の二人。
「いや~それ程でも~(///ω///)♪」
「「褒めてねえ!」」
「ま、まあ取り敢えず上の俺の部屋で話をするから付いて来てくれや!」と言うギルマスの後に続いて二階のギルマスの部屋に向かうのであった。
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