第8話

ここはギルドの医務室

「ウォ?あ?あれ俺生きてる?」

「おお?目が覚めたか俺もついさっき気が付いたぜ」

「ってルードさん!?な、何で?あれ?あの家族は?他の奴は?」

「ああ、あの三人は今日からの宿が無いからって宿屋をさがしに行ったよ」

「なんでルードさんがここで寝てるんすか?ここ医務室ですよね?」

「俺もお前と同じだよ、勝負挑んでぶっ飛ばされた」

「え!?あの坊主にですかい?」

「いや俺は小僧のオヤジのアレンに挑んだ、で俺も負けてここにいるってこった」

「お前が小僧にぶっ飛ばされる前からギルマスの部屋でライトニングのリックから変異種の話を聞いててよ、すげえー音と振動が聞こえてきたからよ一緒に駆け着けたらお前は気絶してるしで吃驚したぜ!」

「いや先ず吃驚したのはあの三人の闘気だな!あれはやばい!聞いた話だとアークマウンテンに住む村人らしいがそれを聞いていても、まさかと思ったが実際に戦って分かったぜ物本だってな」

「そうっすよね~自分はルードさんみたいに盗賊職の技能持って無いんで、まさか10歳の子供に負けるなんて試合するまで分からなかったですよ、まさかあんなツエーとは」

「お?何か良い目になってるじゃねえか!やっと吹っ切れたか?」

「まあまだ思うところはありますがね・・少しは前を向いて歩こうと思えたのも事実っすよ!俺明日からちゃんとギルドの仕事します。」

「おう!頑張れよ!」「さてと俺は帰るわ家で嫁が待ってるからよ」とルードは手をひらひらさせながら医務室を出ていくのだった。

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