第4話

この世界ノアには、東西南北に分かれて魔の森、アークマウンテンを挟んで統治している四つの大国が存在する。


・北にあり寒さと厳しい自然が敵を阻む亜人の国


「亜人の王が統治する雪原の大国ノーストリア王国、現王の名はゲールハルト・ノーストリア」


・南にあるとても暑く、熱や環境変化に強い果物等がある常夏の国


「とても強く優しく民から信頼される王が治める砂の国サウスパール王国、現王の名はエリアス・サウスパール」


・強力な魔物達が生息し北と南に通じる森があり、魔法技術が進む西の大国


「妖艶で魔女の二つ名持つ女王が治める魔法国家ウエストノート、現王の名はシェーラ ・ウエストノート」


・保有するダンジョンが他国より多く、西と同じく森があり軍事力が世界一と言われる東の大国


「熱い心を持ち武術の達人の王が治める国イーストベルグ帝国、皇帝の名はゴライアス・イーストベルグ」




この世界の通貨価値は鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、大金貨の五種類で各下の貨幣の10倍が上の貨幣の一枚に相当する。


各冒険者、騎士などの強さのランクはそのランクの魔物を規定された数倒したら上がる仕組みで冒険者は冒険者カード、騎士は国の騎士ランクカードに記載される。

そしてポイントは登録してから狩った魔物+依頼等の評価で加算されていくそして規定以上になった場合問題なければ自動的にランクアップする仕組みである。

ステータス評価の目安は頑丈さ「HP」保有魔力「MP」、武術は扱える武術の種類と練度、魔法は扱える種類と属性と練度、素早さの値の平均値がカードに記載される「詳しく見ることもできる」である。

※Sまでしか表示できないので詳しく見ないとS以上の能力等は確認できない。


アレン達は助けたライトニングの彼らから世界の常識等を道すがら教わっていた。

そして着いた最初の街は西の大国ウエストノートの第二の都市ドーラであった。


「入国時の入国税が必要なんだが今回はギルドから出してもらう事にしてもらうから大丈夫だ、そのかわり登録は強制らしい」とリックが言うので俺たち家族は登録時に倒した魔物の素材で払うことにした。

「もっと持ってきたかったね父さん」

「しゃあーねーだろ魔法袋は村の借り物だからな」

「じゃあまずは此処のダンジョンでランクアップと魔法袋購入かドロップを狙う感じですか?」とギルドまで歩きながらリナが話しかけてくる。

「そうだな~どれくらいで手に入るものなんだ?」

「各難易度で20階層ずつあるんですが、おそらく20階層のボスが落とすアイテムにあったと思います、そもそも15階層以上潜れる人はごく僅かでドロップも運ですので何とも言えませんが、アレンさんたちなら多分踏破出来るだろうし」

「まあやってみないと分からないがな」

「でも楽しそうね!」

「母さん俺たちも早く登録して行こうよ!」

「ここがドーラの冒険者ギルドです。」

「お、着いたみたいだな」

「そうね」

「早く早く~」

「ガゥ」

そしてアレン一行は、ギルドに入って行くのだった。

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