第3話

翌朝

「アレン行くんだな」とキールが声をかける。

「ああ」

村の入り口に村人が集まってアレン達に声をかけていた。

「アレン体に気をつけろよ」「ロイド父さんと母さんの言うことしっかり聞くんだよ」「ニーナちゃんまたいつでも戻っておいで」

「皆さんありがとうございます。」「「「行ってきまーす」」」

そうして見送られながら山を下り、森を抜けるあと少しの所まで来た時だった。

「クソこれ以上は持たないぞ」「なんとしろリック」「こちらも手一杯です」「魔力もあと少ししか無いわどうしたらいいの!?」と森の中で魔物の群れに襲われている一団から声が聞こえ来た。アレン達は声をかけてみることにした。

「おーい、あんたら助けたほうが良いか~?」

「!?誰だ!いや誰でもいい頼む助けてくれ」と金髪の若い剣士の男が声を上げる。

「よし数が多いな魔法でぶっ飛ばすか」「バカ!他の人も巻き込むでしょうが!」「二人とも強力な魔法は使わずに出来るだけ武術で倒すのよ分かった?」「しゃあねえなー」とアレン、「えぇーちょっとくらいいいじゃんかよ」と不満顔のロイド

「あん?何か言ったロイド?」と(#^ω^)ピキピキニーナ「母さんこわ~何でもないです~」とロイド、そして全て倒して周りに魔物死骸が残る。

「助かりました~」と安堵の表情を浮かべへたり込む魔法使い、「助かった、おかげで命拾いした、私はこのパーティーライトニングのリーダーのリック、そこの戦士はグロウズ、魔法使いはリナだ」と紹介された。

「俺はアレン、妻のニーナ、息子のアレンと肩の奴はレオンだよろしく!」

「「「ドラゴンの子供!?」」」と三人が驚く。

「ああこいつは村で飼ってた奴だから問題ないぞ!」

「レオンはケガしてたところ助けてから一緒に暮らすようになったんだよ」

「暮らしてたって何処で?まさかこの奥に集落でもあるのか!?」

「ああそうだ、アーク族っていうんだけど今まで掟で外界とは縁を切っていたからな知らないのも無理はないな」

「まさかこのアークマウンテンに人が住んでいたなんて大発見ですよ!」と復活しキラキラした目で見つめるリナ

「とにかく一度戻ってギルドに報告しないといけませんね」と我に返ったリナが言う。

「しかしあんたら強いな~特に坊主いくつだ?10歳くらいだろ、それであの強さやばいな!」

「え?村の皆もこれくらい出来るよねえ父さん?」

「まあな」

「これが普通ってどんな村だよ」とグロウズが顔をひきつらせながら言う。

「あんた達そんなことよりも早く町まで行かないとダメでしょう?」

「そうだった、ライトニングどうするんだ?」

「一緒に戻ってもらえると助かるギルドへの報告があるからな」

「それにあんたらそんなに強いんじゃ絶対冒険者登録いたほうが良いぞ身分証にもなるし狩った魔物の買取もしてくれるしな」

「では私たちもご一緒させてください」

「わかりました」

そして道中一泊してから魔の森に隣接する街にアレン一行は到着するのだった。

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