ゆく夏やタノシカッタネサヨウナラ

ゆくなつやたのしかったねさようなら

季語は「ゆく夏」です。


「ゆく夏」とは、夏の終わりを指す季語になります。


人や人の心が変化するものと言えば、やはり恋ではないでしょうか。

そして幸福な恋愛よりも、人格形成にはやはり失恋が効きます。私見ですが。


ひと夏の恋という言葉がよく使われますが、それは一時的に激しく燃え上がったとしても、最後はカタカナの冷淡さで、あっけらかんと他人に戻っていくイメージを想起させます。


この恋は最後の恋や遠花火


などとフラれた側は感傷的になって詠むかもしれませんが、まあ、そんなことはないわけです。星の数ほど異性はおりますね。

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