第15話 前夜

温泉を満喫しきってから海達と再集合して旅館に戻った。


「さて、夜ご飯行くっすよ」


「やった〜もうお腹ぺこぺこだよ」


少し休んだ後時刻は午後6時を指していて、お腹が空いてきたので夜ご飯にすることにした。


「うわ〜海鮮丼だよ!!高そうなお肉もある」


「海さん食べ物は逃げないからゆっくり食べるっす」


宴会場の席に着くと、刺身や高そうな肉などが沢山並べられていた。


「「いただきます」」


海は待てずに食べだしていたので僕達もきちんと挨拶をしてから食べだした。


「お肉最高〜!!お雑煮も美味しい!!総じて最高!」


「本当だな、どれも美味しい」


海は箸を止めず、満足そうに次から次へと口の中に食べ物放り込んでいる。


「林先輩、私人参無理なんであげるっす」


凄まじい速さで人参をヒョイヒョイと移してきた。


「岸崎、人参苦手なのか、、」


「私もそこまで完璧人間じゃありませんよ」


岸崎はそっぽを向きながらも、耳が赤くなっているのが見えた。

 なるほど、岸崎にも弱点はあったようだ。


「ところで先輩、食べ終わったら何するっす?」


「そうだな、定番の枕投げとか?」


「それもそうですけど、あっちも頼みましたよ?」


「あぁ分かってる、あと少しで完了する」


もうじき明日が来る、そのために、あいつのために、準備をしなければ。


﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍

最後まで読んでいただきありがとうございます。♡☆コメントで喜びます






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る