第10話 残りの時間
また連絡をすることを海に伝えた後、病室に戻ると樫田が待ち伏せていた。
「やぁ、どうだったかい?」
「彼女は10年前と変わってなかったですよ」
「そうかい、それじゃあ彼女を助けるために計画を立てようか」
樫田はそう言って病室に女性を連れてきた。
「紹介するよ、彼女は
見た目は小柄で、眉毛が太め、目がくりくりした美少女だった。
「おいっす!先輩に恥かかせないよう頑張ります」
彼女はとても生き生きとした声でそう言った。
「彼女は計画にどう関係が?」
「彼女はね、特殊な訓練を受けて育った犯罪防止組織OKTの一員だ」
「OKTって...彼女は会社の後輩なんじゃ?」
僕自身そもそもOKTなどという組織は知らない、10年の間に出来たのだろうか。
「そうだよ、だけどね彼女は他の世界線の君が万が一に備えて用意した子なんだよ」
「鈴野海を助けるために意図的にこの会社に入ったってことですか?」
「そういうこと、鈴野海とも仲良いみたいだしぴったりでしょ」
他の世界線の僕がか...有難いことだけど、、他の世界線の僕と彼女は一体どんな関係だったのだろう。
「とりあえず君は明日岸崎桜と一緒に再度鈴野海に接触して、20日に外にいる状態にしてほしい」
「分かった最善を尽くしてみるよ、改めてよろしく岸崎さん」
「よろしくっす!林先輩」
その後は細かく当日の予定を岸崎さんと立て、眠りについた。
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すいません。次回の投稿は木曜日になります
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