水牛荘別館に死す~研究員の残した手記~

村田鉄則

ある研究員の残した手記

 俺には三分以内にやらなければならないことがあった。それは、この水牛荘という館の真相を今読んでいるあなたに伝えることだ。3分しかなく、急いでカクヨムの賞に参加して書いているので、改行がないのは気にしないで欲しい。すぐに拡散できるのはこの場しかないと思ったのだ。まず、水牛荘には、バッファローの大群を電磁波で操る装置がある。これは、私たち研究員たちと主人しか知らないことではあったのだが、私はその装置の設計で、あるミスをしてしまった。水牛荘はカタカナで表すとバッファロー荘、何でこんな名前が付けられたかと言うと、動物のバッファローはもちろんのこと、芸人のバッファロー吾郎のことを主人が好きだったからである。バッファロー吾郎はコンビ名だ。バッファロー吾郎Aともう一人Bではない相方が居る。主人はバッファロー吾郎というコンビが好きすぎて、ペットのバッファローに吾郎と言う名前を付けたぐらいだ。先ほどと関係ない話をし始めたと思っただろうが、大いに関係ある。バッファローを操る装置は、同時に、までもを操る装置でもあったのだ。そう、このバッファロー吾郎も一緒に操ってしまうというのが私のミスだ。先程、あの装置を誰かが押してしまったらしく、屋敷地下の研究施設の電磁波計に反応があったので、私はすぐさま、地下道を使って別館に逃げた。別館で遠くを眺めていると、動物のバッファローだけでなく、バッファロー吾郎Aとその相方もこの水牛荘に押し寄せてくるのが見えた。これは字面だけ見ると大したことない気がするだろう。しかし違う。バッファロー吾郎の2人は、この館の主人の趣味でクローン増殖されていたのだ。彼らはこの別館の近くに建つ廃校の体育館にある、夥しい量の培養槽の中で保管されている。やばい。もう3分近く経った。彼らが、もうすぐ、k来taたybai


※※※※※ 

 上記はカクヨム上で下書き保存された記事である。

 私はこの手記を書いた研究員とは友達だ。彼に生前自分が亡くなった時は黒歴史である自作小説を消して欲しいと頼まれており、アカウントのメールアドレスとパスワードを教わっていた。

 そのため、昨日、彼が亡くなったと知った際に、そのアカウントにログインしたのだが、上記の記事を発見してしまった。

 生前の彼の意向を考慮して今日、カクヨムにあげたのである。


 ところで、私はお笑い芸人に詳しくなく、バッファロー吾郎に関しては、あまり知らなかった。しかし、画像検索をして震えあがった。

 今朝、私の家の近くで見た気がするのだ。

 バッファロー吾郎は、あなたの後ろにも居るのかもしれない。


 あくまでこれはフィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。フィクションです。


(完)


 

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