さよなら、誕生

 街に帰る途中服がダボダボのせいか鑑定スキルが歩きづらそうにしていたので


「鑑定スキル、おぶっていこうか」


「遅いぞ、マーク、はやく言ってくれ」


 と言われたので俺は屈んで、鑑定スキルを待ち、おぶった、するとその会話を聞いていたレイラが


「鑑定スキルって言いづらくない、名前を付けようよ」


「そうだな、鑑定スキルの名前つけるか、何が良い?」


 と俺が鑑定スキルに聞くと鑑定スキルは悩んでた、するとレイラが


「かんが良いんじゃない、鑑定スキルだし」


「ハア、あばずれ、安直過ぎやしない」


「安直で良いじゃん、それよりも、ずっと疑問に思っていたけど、あばずれって私の事?」


「お前以外誰が居る?」


「マークがいるじゃん」


「ハア、あばずれ、あばずれの意味分かって無いのか、あばずれとh、ってマーク、何をする」


 と鑑定スキルがあばずれについて説明しようとしていたので俺は体を激しく動かして、説明を邪魔した、そして小声で鑑定スキルに


「説明するなよ、喧嘩になるだろう」


「良いじゃん、説明しても」


「喧嘩になってパーティー解散したらどうする」


「私がいるから良いじゃん」


 と会話をしているとレイラが


「何、小声で話しているの、それよりもあばずれの意味教えて」


「それはだな」


 と説明しようとしてきたので俺は体を激しく動かして


「それよりも、鑑定スキルの名前決めようぜ」


 と俺は別の話題に無理矢理持っていった


「それもそうだね、かんが嫌ならていは?」


「だから、あばずれ、安直過ぎるって」


 と文句を言っていたので、否定されると思うけど試しに俺も提案してみるかと思い


「かいはどうだ?」


「安直過ぎるって」


 とレイラが文句を言ってきたが鑑定スキルは


「さすがはマーク、良い名前だな」


 と鑑定スキルが喜んでいる様に喋っているとレイラが


「ええー、私と対応違い過ぎない」


 と文句を言っていたが、鑑定スキル、改め、カイはレイラを無視して


「これから私の事はカイと呼べ」


 と俺の背中で高らかに宣言していた。

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