誕生、そしてさよなら

 光り出したと思ったら、その中から一糸纏わぬ幼女が現れた、現れたと思ったら、幼女は目にも止まらぬスピードで襲いかかってきたサンドリザードにアッパーをかました。


 アッパーをかまされたサンドリザードはひっくり返り、そのまま動かなくなった、それを見届けた幼女は俺に向かって


「マーク、大丈夫?」


 と聞かれたので俺は何がどうなのか分からなかったのでひとまず、深呼吸して


「大丈夫だけど、あんたは誰だ?」


「私は鑑定スキルだよ」


 と意味不明な発言をされたので、疑問に思っていると、


「ごめん、マーク、遅れた、無事、ってその裸の幼女誰?」


 と大剣を構えている、レイラが現ると幼女は怒りながら


「あばずれ、遅い、もう少しで死にそうだったんだぞ」


「マーク、怒っている裸の幼女誰?」


 と聞かれたので本当に誰だろうと思っていると


「あばずれ、無視すんな、私は鑑定スキルだ!」


 と幼女はレイラの事をあばずれと呼んでいたので、俺はまさかなと思いながら鑑定スキルを発動しようと思ったら、発動せず、どうしてだと思いながら、何回も発動しようと試みたが発動しなかったので


「本当に、お前は鑑定スキルなのか?」


「さっきから言っているよ、私は鑑定スキルだって」


 と言われたので俺は事実を受け止めていたら


「マーク、どういう事?」


 とレイラに言われたのでさっきあった事を説明すると


「この裸の幼女が鑑定スキルなの?」


「うん、そうだと思う」


「さっきから言ってるだろう、あばずれ、後、裸の幼女と連呼するな!」


「だって裸は裸じゃん、服、貸してあげるから着なよ」


 とレイラは言って自分の着ていた上着を脱ぎ渡そうとした


「あばずれの着ていた服なんて着れるか!、自分で用意する」


 と言うと幼女の体が光り出してた、しばらくすると、幼女はダボダボな服を身に纏っていた


「どうだ、凄いだろう、あばずれ」


「あはは、ダボダボだよ」


「しょうがないだろう、今、服着てるの2人しかいないんだから」


 と会話していたので、俺は疑問に思い


「どうやって服を出したんだ」


「鑑定スキルで見た物は身に纏わせる事が出来るんだ」


「それ、もう鑑定スキルじゃないだろう」


「鑑定スキルを索敵スキルに使っていたマークに言われたくない」


 と言われたのでぐうの音も出ずにいると


 グー

 と音がなり、レイラが恥ずかしそうに


「ごめん、お腹空いちゃった、とりあえず帰らない?」


 と言ってきたので俺たちは街へ帰ることにした。

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