鑑定スキルが進化します

 ホテルに入った俺たちはロビー受け付けを終え


「マーク、明日頑張ろうね」


「レイラ、寝坊するなよ」


「起きるの無理だから、起こして」


 といつもの流れの様な会話し、それぞれの部屋に入って寝る事にした。


 そして次の日を迎えた、俺は起きると今日の仕事に備え、準備する事にした。


 準備を整えたので、いつも通り寝坊しているだろう、迎えに行こうと、レイラの部屋の前に行くと、いつも通りに鑑定スキルが勝手に発動して


名前マーク不審者


 といつも通りの悪口を書いてきたので消して、レイラの部屋に入って行った。


レイラの部屋に入ると、レイラはベットで寝てなく、床に落ちていたので、レイラの体を揺らし


「レイラ、起きろ、朝だぞ」


「うにゃ、もう少し、寝させて」


「駄目だ、今日は少し遠くまで行くから、今起きろ」


「もう少し、もう少しだけ、寝させて」


 といつも通り、起きなかったので仕方ないと思い、水の魔法を発動しようと集中して


「ウォーター」


 と俺が言うと手から水が出て、それをレイラの顔にかけた


「わっぷっ、マークそれは辞めてって言ったよね!!」


「そうしなくても、起きてくれるのならやらないのに」


「うっ、それはそうだけどー」


 といつも通りの朝の会話をして、いつも通りレイラが支度するのを待ち、いつも通りチェックアウトし、いつも通りギルドに行き、いつもとは違う高難易度クエストを受け付けに出して、いつも通りの門を出て行った。


 クエスト目的地の砂漠に着くとレイラが


「マーク、いつもの索敵やって」


「分かったよ」


 と言い俺は鑑定スキルを発動した


名前マークスキル勘違いしてる?


 といつも通りいじってきたので頭を下げて


「よろしくお願いします」


 と言うと鑑定スキルが敵を発見し


名前サンドリザード斜め前の砂の下


 と書いてきたので、獲物がいる様に見せて引きずり出そうと考え、その為に斜め前の砂に振動魔法をかける事にした


「アースクエイク」


 と呪文を弱めて発動すると、斜め前の砂が揺れた、するとサンドリザードが地中から現れたので


「レイラ行くぞ」


「分かった、マーク」


 とサンドリザードの前に飛び出して、俺はレイラの攻撃をサンドリザードに当てようと考え、弱めの呪文を乱発し、敵の動きを止めた


「今だ、レイラ」


「うん、いくよー、えい!!」


 とレイラは持っていた大剣でサンドリザードを真っ二つにした


「やったよー、マーク」


「レイラは当てれたら一発だな」


「そうでしょそうでしょ」


「じゃ、素材を剥ぎ取るか」


 と言い、俺たちはサンドリザードから素材を剥ぎ取った、そして剥ぎ取りが終わり帰るかと準備をしていたら、鑑定スキルが勝手に発動し


名前サンドリザードすぐ後ろ


 と書いてきたのでやばい逃げなきゃと思い、走ったが時すでに遅く、サンドリザードが近くの地中から出て俺に襲いかかってきた、これはもう駄目だと思い、諦めていると鑑定スキルが光出していた。

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