頻出・開く・漢字化・別表現への検討
・言う(頻出)
例:〇〇が言った。 〇〇は「ほにゃらら」と言った。 〇〇という そういった。
特に台詞の後には「言った」はつけない。
台詞自体が、言ったことを示しているので、不要。
頻出させると子供の作文風になる。
・それ、その(頻出)
例:その〇〇 それは
指示代名詞は乱発しないように気を付ける。
極力具体的な名詞に置き換えるといい。
・つまり(頻出)
例:つまり、ほにゃららということだ。
頻出させる必要がないことのほうが多い。
これが多すぎると説明文みたいに見える。
言い換えているだけで話が進んでいない証拠。
・事(開く)
例:〇〇な事だ。
「こと」に開く。「〇〇なことだ。」
・為(開く)
例:必要な為に
「ため」に開く。「必要なために」
・出来る(開く)
例:やっと出来た
「できた」に開く。「やっとできた」
ただし、「出来(しゅったい)」と「出来事」は、漢字表記
・筈(開く)
例:やれる筈だ。
「はず」に開く。「やれるはずだ」
ただし、「手筈」は漢字表記
・ため息(頻出・漢字化)
例:〇〇はため息をついた。ため息交じりに呟いた。
まず「ため息」は「溜息」にすること。
「溜息」で感情表現するシーンは多くの人がやりがちなので、別の方法に改める。また、これはネガティブな表現につながり、それをポジティブな表現にしないと読者の共感が得られない。溜息表現は極力避け、どうしても溜息をつくシーンなら、いっそのこと、シーンごとなくしてみることも検討する。
・おとぎ話(漢字化)
御伽話にする。熟語は基本、漢字かな交じりで表記するべきではない。可能な限り漢字で統一すべき。
・方(開く)
例:〇〇した方がいい。
「ほう」に開く。「かた」の場合だけは漢字で。
・無い(開く)
例:そうそう無いことだ。
「ない」に開く。「ム」の場合だけは漢字で。
・達(開く)
例:自分達も例外ではない
「たち」に開く。友達などは漢字のままで。
・手のひら(漢字化)
例:手のひらの汗をぬぐった。
「掌」を使う。
・見てみろ(別表現)
例:ほら、見てみろよ
本来は「見て見ろよ」になってしまうので、「見ろよ」などにする。
・ような(頻出・別表現)
例:〇〇のような まるで〇〇みたいな
「ような」はなくてもいい。直喩か暗喩かの差はあるがキャラによっては直喩のほうが良い場合もある。ただし「ような」の連発は読みにくくなるので、言い方を変えるべき。暗喩のほうが文章表現はスマートだが、まどろっこしくもなる。バランスで。
【まとめ】
漢字化のルール:
名詞は漢字かなを混じらせない。「信ぴょう性」「おとぎ話」などはNG
開く漢字の傾向:
音読み、訓読みでも頻出する漢字で、訓読みするものは、開くものが多いので注意。
音読みのほうは開かない。「なし」は開くけど、「無に帰す」は開かない。
頻出傾向:
同じ単語が頻繁に登場するのは、表現の稚拙でもあるので、極力、一度使った表現は使わないようにしていこう。
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