「クロガネか」

「左様。死んだと偽装され、1ヶ月捜索を逃れたからと言って死亡認定とは長達も軟弱な者よ。俺は貴様を見つけたというのにな。ホムラ！」

　ダンジョンの壁がひっくり返ると歪曲した大きな黒角を持った黒髪の魔人の男が出てきた。

　手には剣を持っており、近接戦闘を主体にして戦うようだ。

　・コスプレ界隈の闇が出てきて草

　・死を偽装しないと抜けられないって忍者の世界でワロタ

　・ホムラちゃんはホムラ＝サンだったてこと！？

　・ホムラのストーカーが召喚されて草

　・真剣持ってるから組み手はまずいですよ

「お兄ちゃん、すごい濃い人がゲストで来ましたね。劇団員の方か何かですか？」

「いやただのコスプレ好きの学生だ」

「貴様！　お兄ちゃんだと！？　お兄ちゃんは殺す！　俺が弟だということは関係ないが個人的にお兄ちゃんは許せん！」

　・ストーカーくん、お兄ちゃんへ因縁つけてきて草

　・関係しかなさそうで草

　・やっぱり弟はクソだってはっきりわかんだね

　・妹しか勝たん

　・兄弟は争い合う宿命にあるししゃあない

　・兄と和解せよ

　どういう理屈かはわからないが、クロガネは俺に狙いを定めてきた。

　接近戦では不利な魔法使いのホムラでなく近接特化の俺の方に来てくれるというなら僥倖だ。

「殺される気はないぞ」

「やはりお兄ちゃん相容れぬ！」

　風魔法で加速した剣を繰り出してきたので手刀で叩きおり、そのまま肩に一撃入れる。

　タフな部類でなかったようでそのまま地面に顔面からめり込むとクロガネは倒れた。

ーーー

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