第13話 シャボン玉

 買い物に行く途中、シャボン玉が飛んできた。公園で子供たちが楽しそうに、シャボン玉を作って遊んでいたのだ。


 春の日差しにキラキラ虹色に輝いていて、気分が上がった。触れると消えるきれいなシャボン玉。


 そうだ、私も買ってみよう。久しぶりにシャボン玉を作ってみよう。その子供みたいな思いつきに、ワクワクした。きっと、コンビニか100均には売っているだろう。


 久々のいたずら心に意気揚々と歩いていたら、ゆっくり走行している車から「あぶないなぁ、こんなの事故になるぞ。」と言う声が聞こえた。


 シャボン玉消えた。

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