ロベスピエールとフーシェのクローズアップにいよいよハラハラが強くなりました。
テレーズは妖婦、タリアンは革命家、ロベスピエールはギロチンの守護者、フーシェはカメレオン。この時・この国の人々の躍動というか迷走というか、とにかく目まぐるしく時勢と、活躍する人物が入れ替わる激動の時代だと感じます。
作者からの返信
ロベスピエールはこの時期、この国を安定させようと、動揺しないようにしようと、一生懸命です。
国家の行政や司法を一手に担って、そして政治も――少なくとも本人視点では――やらなければならない。
その一生懸命さが反動を呼び、一生懸命ゆえに反動に気づけない、可哀想な人です。
そんなロベスピエールから見ると、タリアンは中途半端な革命家で、テレーズは彼を惑わせる妖婦です。
ところがそういうタリアンに近づく輩――フーシェ――がいて、彼こそが、この国のこの時代を動かすというのが、皮肉が利いていると思います。
ありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
つテレーズは「革命家・タリアン」を惑わす妖婦として粛清するだろう。
なにひとつ間違っていないから困るw
それはそれとして、ロベスピエールさんはギロチンを玩び過ぎましたね……。
そういうところがフーシェさんのつけいる隙になったんだろうなあ。面白かったです。
作者からの返信
そうなんですよ。
ロベスピエールは、ことタリアンの周辺に関しては間違っていません(笑)
しかし真面目すぎることが災いしました。
ここで梟雄であれば、テレーズの釈放と引き換えにタリアンの絶対的忠誠を得られただろうに……^^;
そして真面目にギロチンを執行していていった結果、人が離れ、そこをフーシェにインターセプトされてしまう……。
ロベスピエールさん、ほんとうに可哀想というかなんというか^^;
ありがとうございました。
ロベスピエールは融通の利かない優等生って感じですが、このフーシェさんには私も人ならざる者なんじゃないかと思いますね。
暗い議場を舞台にしたフーシェの独壇場。
見せ場ですね。
作者からの返信
ロベスピエールは真面目一徹ですからね。
それゆえにこそ、この難局に「独裁者」となってしまったきらいがあります。
そしてフーシェ。
真面目とかそういう次元じゃなくて、おそらくもっと遠くまで見据えた上で、「ロベスピエールでは駄目だ」という結論を出して、その上で動いています。
その眼力は卓越しており、それゆえにこそ人ではないと思われたり、いちどきに幾つもの場所に存在すると言われたりするんでしょう。
そんなフーシェに目をつけられてしまったタリアン。
しかも、夜の議場という、絶対に避けたいシチュエーションで声をかけられてしまいます。
いったい、どのようにタリアンは誘惑されてしまうのか……。
ありがとうございました。
拝読致しました。
ロベスピエールさんも、ある種、魔王みたいなところがありますが、フーシェさんの悪魔のささやきも強烈ですね。
本来はともかく、今は完全に妖女の魅了にかかったかのような熱血勇者タリアンさん、悪魔の掌の上でこーろころ((((;゚Д゚))))
民衆の未来のために戦う魔王ロベスピエールに立ち向かう、悪魔に踊らされた勇者タリアンの明日やいかに。
作者からの返信
ロベスピエールさんは真面目すぎるほど真面目なんで、魔王といっても、まだ会話が成り立つところがあります。
一方でフーシェ……何を考えているかわからないから、会話していても、結局彼の意のままにされてしまいそう^^;
いずれにしても、勇者タリアンは、ヒロインのテレーズを助けるために、悪魔フーシェの力を借りてでも、支配者ロベスピエールを打倒せんと立ち上がることに。
……テレーズを助けられても、それでハッピーエンドかというと、そうとは限らないということも知らずに^^;
ありがとうございました。
フーシェさんの一筋縄で行かないと言うか1枚も2枚も上手というか
策士という言葉では言い足りないですね
タリアンもそれは分かってるのにフーシェの術中にハマりそうですね
テレーズにそんなに惚れてるんですね💕︎
作者からの返信
フーシェはこのテルミドールのクーデターの首謀者と言われていますが、具体的に何をしたかが伝わっていないんですよね……^^;
だから、こんな感じで暗躍していた、という風に描いてみました。
何か不気味な感じが出ていれば幸いです(笑)
タリアンはテレーズに惚れていて、それ自体は別に悪いことでも何でもないんですが、そこをフーシェに付け込まれてしまいます。
ロベスピエールとしては、タリアンをテレーズから離しておかないと、タリアンが駄目になると思って収監していたんでしょうけど、それが裏目に……^^;
ありがとうございました。