誰だってあるだろう、そんな妄想を

葛鷲つるぎ

第1話

 黒歴史というと、そのひと昔、親戚に通じなかったことを思い出します。

 一般的な言葉ではなく、若者言葉だったのか、一部の人だけの言葉だったのか……。黒歴史の単語を使ったのも、ついうっかりだったのか、自分の中ですっかり当たり前になってしまっていたのか……。


 そして私は、このことを機に「黒歴史」という言葉を使わなくなったように思います。その為、黒歴史の歴史をよく分かっていません。

 そういう点からも、とても黒歴史な感じがする回顧です。


 そんな回顧と言いますと、先程なんとなく辞書を引いてみたら、なんか近くに「悔悟」という言葉がありました。意味はお察しの通りと思います。つまり、察してください。


 ……ということで。

 ここは敢えて言う必要があります。(というコミュ障の余計な一言)

「これじゃん」

 言葉は生き物と言いますね。



 さて前置きは長くなりましたが本題です。

 ここは一気に、作家あるある! いや誰だってあるある!


 例えば公募出した後の受賞妄想。そして、インタビュー。ゲスト。


 今これを告白しているだけでも顔が熱くなっています。

 ふっっっっっつーーーーーーーに、恥ずかしい。

 黒歴史ですよ。現在進行形の。英語の授業で習うのは変わらないと思うのに最近聞かないのは、私が若者でなくなったからなのか、時代なのか。

「作家あるある」とか言って、さもよくある風に言って何をか分散を試みるそんなこすい手口でした。


 で。

 で。この手の妄想、つい声に出ちゃうことがですね~~~~。

「あ~~~~~~」って、同意してくれる人いらっしゃいませんかー!

 お風呂場でしてたことがあります。声が反響しますね。きっと安普請のお家はご近所に聞こえましたでしょうね。いや、はっっっっず。


 喋ることでこの恥ずかしさを対処する。

 しかしこの手のやり方は苦手な私なので、ええ、はい、これを機に書いています。

 旅の恥はかき捨てというのは、一期一会だったからでは……?

 喋るということは、自らの手で恥をさらすということでは……!?


 でも妄想をしている時、余計な一言を喋るコミュ障こと私は、妄想の中でも、いえ妄想の中だからこそでしょうか、喋ります。

 余計な一言を。

 そして反省するのですが、これもまた込みで傍から見ると恥ずかしかろうて。


 そんな風に、妄想を控えたい。

 というか実現に向けて切磋琢磨しなさいよ。そんな妄想する暇があるのなら。(違いますー。自分アゲでコンディション整えているだけですーー)


 と、()内は本当に大事なことだと認識しつつ、妄想の方はちょっと直したいと思っているのでした。


 そんな風に、掘り返してしまった黒歴史なのでした。



 それではここまで、ありがとうございました。


 新生活を切実に。供養に。

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誰だってあるだろう、そんな妄想を 葛鷲つるぎ @aves_kudzu

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