第4話
「当時の俺たちは戦争を知らなすぎた」
「知らなくて当たり前だ」
進化した兵器と魔法の衝突がこれほどまで恐ろしく悲惨なまでに泥沼化してしまうものとはだれが想像できるだろうか。
アイザックはモルスの山々が聳え立つ方角を眺める。
あの空の上が二人の戦場だった。
沈黙して空を見上げたリアムは大きく息を吐き持ち場に戻ろうとしたときだった。
ゴオーと大気を震わすような音を立ててサイレンが鳴り響いた。
この音は国の定めた領空に何者かが無断で侵入したことを知らせるものだ。
リアムのトランシーバーが応答を要求した。
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