第2話 首輪
「勇者を捕らえろ、リロ騎士団長」
王は淡々と述べた
「は、只今・・・勇者行くぞ」
リロ騎士団長は王命を受けて、剣を腰の鞘から抜き、勇者に駆け出した
「クソ、俺を元の世界に帰しやがれ!俺は一生働かない!」
なんなんだよこいつら、この俺は何でもできます見たいな見た目のイケメン男は、はっ爽やか金髪イケメン男とか腹立つ、しかもコイツ肩より少し長めで、それでも俺は似合っているぜ、てきな見た目、更に細マッチョより筋肉あり、でもメチャクチャマッチョでもない、このモテそうな筋肉、背も高いし、しかもわざとか!あの泣きホクロ!腹立つ、後ろで偉そうにいる王も腹立つな何が勇者だ勝手に呼ぶなよ、流行りの転移、笑うは
「危ない、剣で殺す気か、・・・自分の国の事だろ!自分でしろよ、駄目王よ!」
リロ騎士団長は剣を幾度も勇者に降り下ろしそれを勇者はギリキリで避けていた
「当たるかよ、騎士様」
「ふ、逃げるのが得意なようだ」
「アァ、うるせっよ丸腰相手に剣を振り回すチキンが」
「丸腰か、勇者は体が全て武器だ、わからないのか」
「アァ、知らなくてすみませんね、俺の国じゃ剣をいきなり振り回す野蛮人がいなくてね」
「そうか、それはすまない」
は、腹立つななんだコイツ、ナニカラナニマデ腹立つ
「俺を元の世界に帰せ、騎士」
「すまないが返す方法が無いのだ、だから言うことを我が国に従って貰う」
リロ騎士団長は剣を幾度も勇者に振り、勇者は何度も避けていた、勇者が後ろに大きく避けて間合いをリロ騎士団長から取ると、間に言葉を述べながら人が小さな女の子が入ってきた
「リロ騎士団長争いはやめてください!」
「君は」
「誰だコイツ」
リロ騎士団長と勇者は二人の間を阻む小さな女の子に目を向けた
「リロ騎士団長、国は勇者呼ばなければならない有事です、なのに強引に勇者様に戦えだなんて可笑しいと思えませんか」
「お前は伯爵家の娘だな名前は」
「リロ騎士団長様に勇者様、私は伯爵家の娘、名はアリス・シルバブルーでございます、リロ・エリヤ騎士団長様、それと、・・・勇者お名前をお聞きしても」
「名前か世海創大」
「世海創大、創大様ですね、この度は我が国の非礼をお詫び致します」
アリスは頭を貴族の礼儀を取り謝罪をして更に日本の土下座の謝罪も創大に返した、リロ騎士団長と回りの貴族や騎士はアリスの土下座を見て何をしているのかほとんどが理解していなかった、この世界に土下座の謝罪文化など無いからだ、だが世海創大は回りの反応に気づかず、小さい女の子が土下座をしたのに驚き慌てた
「えっ、いや、そこまでしなくて良いよ、君が悪い訳じゃないし」
「いえ、ですが勇者様に非礼の謝罪を誰もがしないので私が変わりに謝罪を」
「やめてくれ」
本当にやめてくれ、小さい女の子に土下座やらせるとか、さ、さすがに心が痛む
「ですが」
「君の気持ちは伝わったから」
勇者は言葉を述べながら女の子の前に行き、身体を屈ましてアリスの肩に手をやり土下座から起こした
「創大様ですが」
「気持ちは良く伝わったから」
創大はアリスに笑顔を向けて、アリスも顔を上げて笑顔を向けた
「創大様」
「おっと、・・・大丈夫か、そうだよな、コイツ殺りやってた前に出て恐かったよな」
「む」
アリスは創大に抱き着き、創大はわざとリロ騎士団長に聞こえるように嫌みを言った
「もう大丈夫、おい騎士様よ、とりあえず悪い事とかしないからさ、斬りかかるのやめてくれるか」
「無理だな、勇者の責務を果たさないのならば、斬るだけだ」
「またそれかよ、話が通じね~、・・・あのな俺は働きたく無いんだ、勇者とか嫌なの、家に帰ってゲームしたいんだよ」
「無理だ帰す方法は無いだから死ね」
「あ~話がつうじない、俺は働きたくないんだよ!」
「なら、死ね」
「話し合いって言葉知ってる、俺は勇者とかやらない、責務もしない、一生働かない、俺はニート王になる」
「死ね」
「けっ」
リロ騎士団長は斬りかかり、勇者創大はアリスを抱えたまま後ろに飛んだ
「どいつもこいつもこれか」
アリスは誰にも聞こえない声で言葉を吐いた
「リロ騎士団長様勇者様殺害をやめて頂けませんか」
「無理だ、王命だ」
「創大様」
「あ、なに」
今、忙しいから後にしてくれよ
「勇者の責務を引き受けては貰えませんか、王に言い、勇者の責務が終れば一生働かないで暮らせるお金を用意致します」
「いや、無理・・・そもそも今も働きたくない働きたくないんだよ」
「そうですか、失礼します」
アリスは勇者創大の腕から下り王の元に走り王に方膝を着きこうべをたれた
「アクアサンド王!二人の争いを止めては頂けませんか!」
アリスが王に言葉を投げたが王は淡々と視線だけ動かしアリスを見た
「私の命令は絶対だ、話はそれだけか」
「そうですか」
アリスは下唇を歯でかみ、怒りや悔しさなどが入り交じるなんとも言えない表情をしていた
「お聞きしていただけないと」
「くどい」
アリスは王に再び投げ掛けたが王は淡々と目すら会わさず言葉を述べた
「そうですか、・・・スキル【チェーンヘル】起動」
アリスの言葉と供に左手が暗いピンク色に光り、鎖の音と供に左手に鎖が現れた
「・・・なんだそれは」
「あの鎖は」
「魔法か」
「なんだあの魔法は」
「スキルじゃないのか」
「あんなスキル見たことあるか」
「いや、無い」
アクアサンド王と回りの貴族や騎士はアリスの左手に顔を向けて言葉を述べた、その声に驚きの声色が混じっていた、がアリスは王に見向きもせず、勇者創大とリロ騎士団長の方に向かい足を進めた
「な、なんだこれは」
「は、とれない、いつ着けた!」
リロ騎士団長は首の物に触れ、勇者は首の物を取ろうと引っ張っていた
「お二人には罰が必要ですね」
「伯爵の娘、なんの真似だ、はずせ」
「お、お前がやったのか、はずせ」
「「この、首輪を!」」
二人はアリスに叫び言葉を述べたが、アリスは笑顔で
「嫌です」
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