首輪マリオネット物語り~勇者と仲間は屑ばかり~
西園弘樹
第1話 勇者
「儀式を始めろ」
星の魔方陣を赤い血で床に書かれていた、魔方陣回りに5人の魔法使いが立ち、同時に言葉を述べ始めた
「「「「「は、異界なる者よ、我らの呼び掛けに光の道示し現れろ、神の力をアラワシタマエ」」」」」
床の魔方陣が光始めた
日本の平凡な家で、髪は肩まで長く、黒髪で大学に行かずに、ゲームに勤しんでいますと言わんばかりの格好をしていた、ある男が家でゲームに勤しんでいた
「あーまた負けた、クソクソ!次は勝つ!」
オンラインゲームで負けて彼は悔しそうにしていた
「次は勝つ!・・・なんだこれ」
マウスをクリックしようと指を押すと指がマウスをすり抜けた
「ゲ、ゲームのやり過ぎか、幻覚が・・・・・いや、手が透けてる、はナニコレ!か、体が光り始めた!な、なん」
彼は光に包まれその身を消した
その頃、魔方陣の中心に強い光が現れた
「来たか」
お城の玉座に座り、魔方陣に視線を向けて険しい視線で見ていた、その男は顔は威厳のあり、目付きが悪く、灰色の髪に、肉好きのいい、まさに平民を下に見ているような王が座っていた
「・・・・・・・なにこれ」
「勇者様が来たぞ」
「本当に呼べたな」
「あれが勇者」
「思ってたのと違うわね」
「ダメそうな奴だな」
「ハズレかしら」
勇者を見た者達は落胆の言葉を述べていた、その言葉に勇者は眉間にシワをよせて、イラつきを見せた
「これはこれは勇者様我らの呼び掛けにお応え頂きあらがとうございます」
明らかに玉座の者以外より身なりの良い格好をしている爽やかな顔に威厳のある表情、良い感じに歳を重ねた40代後半の赤い髪のおっさんが勇者のもとに足を運び言葉をかけてきていた
「いや、呼び掛けに答えてないし、ここドコ」
と、言葉にイラつきを感じさせり言葉を述べ赤い髪のおっさんに語りかけた、赤い髪のおっさんが勇者に述べだした
「それは申し訳ない、ここはアクアサンド王国です」
「アクアサンド王国?どこ」
「勇者様の世界とは違う世界の1つの国です、その1つが我がアクアサンド王国です」
「異世界かマジか・・・・・・チェンジで、俺以外の奴とチェンジ!」
「無理です」
「無理です、じゃねえよ!チェンーーージ!」
「勇者様不可能です」
爽やかな顔で坦々と答える赤い髪のおっさんと叫びだす勇者が睨みあっていた
「勇者よ我らの為に働け」
二人のにらみ合いの横から、玉座から動かず害虫を見るような目で勇者に言葉を述べた
「勇者よ我らの為に働け、だあぁぁぁぁ!嫌だね俺は帰ってゲームをするんだ!なにが勇者だよ、おっさん!偉そうによ、俺は働かない働かないからな!」
「なんて勇者だ」
「王に向かってなんて口を」
「どうみてもアレ、平民勇者よね」
「平民の分際で王に逆らうとは」
「王の命令を聞け平民勇者!」
「なに、品のない勇者だなんて」
魔方陣から離れた回りに居る貴族は勇者の言動に、ゴミを見るような目で見ていたが勇者の言動に貴族達は各々に言葉を述べていた
「勇者よ、王命だ、命令を聞け」
「やだね、帰さないなら冒険者があるんだろどうせ、なら、冒険者なって楽して生きてやる」
「フッ、たかが平民勇者が王に逆らい生きれると思うか」
「はぁ!バカなの、他にも国はあるんだろ、他に行けば」
「馬鹿か貴様は、いくら勇者でも平民は平民、それに勇者が勇者の責務を放棄すれば他国も勇者を助ける事は無い」
「は、そんなの分からないだろ」
「力があり、何もしない勇者、何を起こすか分からない勇者、平民で貴族に逆らう勇者、他国はどう考えるかな」
王の言葉を聞いた勇者は顔色が悪くなっていた
「畜生が」
勇者は言葉を吐き捨てた
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