第78話 掲示板
サーシャたんを見守る会
無能主:お前ら闘技大会の予選どうだ? 俺はそうそうに諦めたぞ
:流石無能主、激弱
:今回ばかりは主を馬鹿にできねぇわ、上の奴ら強すぎるんだよ
:無理無理あいつら後ろに目が付いてて脳の構造が俺たちと違うからな
社畜:Lv45で喜んで幸せを味わってる、俺低みの見物
:1番社畜が幸せなゲームライフで草
:無理に対人戦にこだわるとしんどくなるよなぁ
失言回避ニキ:狂犬と当たってボロボロにされた……殴られた瞬間体が動かなくなって首を飛ばされて死んだんだが
:甘いな、俺は狂犬に殴り殺されたぞ
:俺は開幕首切られたな
:俺もズタボロにされたぞ
:狂犬の被害者多くて笑う
:あいつら上位のやつは軒並みやべぇよ
:ノイマンさんはマジでやばい1ダメージも与えられなかった
◇イオリVS失言回避ニキ
「おいおい、狂犬じゃんどうすんだよ」
そこそこランクが上がってきて上位の可愛い子達にボロボロにされる俺の計画の前に立ちはだかる狂犬。
未だにどこで手に入れたのか分かっていない刀に手をかけてこちらを見ている。
「ふぅ、狂犬に勝てればミーシャたんとお近付きになれるかもしれん」
自分にそう言い聞かせ、奮い立たせる。
PvPのカウントダウンが始まる。
3
2
1
めちゃくちゃ素早い狂犬と同じ土俵に立つために最近友人が開発した煙幕を地面に投げつける。
白い煙が俺の辺りを包み、狂犬の足を止めてくれた。
「これで即死ではないよな」
狂犬相手に即死しなかっただけでも誇れるのだ。
1発でも攻撃が当たったら掲示板で自慢してやる。
「あがっ」
「おっ、ラッキー『断頭』」
煙の中で腕を掴まれたかと思うと腹部に衝撃が走り、ラッキーという狂犬の声の後に何かアーツを発動したことだけがわかった。
次に瞬きをした時には対戦する前の場所に戻ってきた。
失言回避ニキ:って感じで負けた
:こりゃ無理だな
:どんまい
:あまりにも力の差が
無能主:狂犬もそうだけど他にもヤバいやついっぱいなんだよ、中堅くらいの成績取れたら辞めるのが吉だよ
:それな
:それ
:俺も行けるところまでで辞めるわ
:それがいいよ
無能主:今日のミーシャたん(画像)
:天使だな
:天使
:最高
:神だわ
今日もミーシャたんを見守る会は平和にレスが流れていく。
ミーシャに認知される日は来るのだろうか、これからもミーシャたんを見守る会は平常運転を続けてまいります。
◇イオリ
「よし、これで予選通過ラインは超えれたな」
色んな人と戦ってみるとかなり楽しい。
その人特有の戦い方があって、その人なりの工夫だったり癖、上手い人と当たった時のヒリヒリ感。
全てが最高に面白く、闘技大会は最高のイベントだと心から叫びたい気分だ。
「よぉし! 目指せ1位! 本戦まで手札は隠しつつ他の出場者の手の内を見ておかないとな」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
短い!ごめんなさい
時間がねぇ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます