第64話 最強の夫婦
「ふぅ〜、帰ってきたわ〜」
「早く帰ろう、僕はもう待ちきれないよ」
「あなたって相変わらずよね、ゲームのことになるとせっかちなんだから〜」
「君もだろ? 自分のことを棚に上げるのはどうなんだ?」
空港で若い夫婦が2人、親しげに雑談している。
2人の足取りは軽く、周りの人を通り抜けるように駐車場へと向かう。
「ふふっ、そうね〜、私もあの子たちに早く会いたいわ」
「イオリくんは見つけているけど、セナくんはどうだろうね」
「あの二人は運命の赤い糸で結ばれてるもの、大丈夫よ」
「君のその自信はどこから来るんだか……」
「でも、毎度当たるでしょ?」
「恋愛方面だけは、だけど」
「充分じゃない?」
夫婦は迎えの車に乗り込むと昔話に花を咲かせる。
2人の少年と少女の話、4人で戦った敵の話、4人で一緒に見た美しい景色、ハラハラするような体験、そして、その世界の終わりを……
「やっと帰ってきたわ〜、久しぶりの我が家は最高ね」
「出来れば僕はここから出たくないんだけど……」
「あら、また引きずり回されたいなら引き篭ってもいいのよ?」
「ははっ、ごめんだね」
VR機器を取り出した2人はベットに寝転がり、電源を入れる。
セトラに2人の開拓者が新たに訪れた。
かつて最強の魔女と呼ばれた女性と攻略不可能と言われたタンクはこの世界でもきっと輝くだろう。
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もう少し、色々書こうと思ったんですけどなんか溢れちゃいそうなので少量の文で匂わせだけします。
あくまでもこの小説は最狂カップル2人組のお話なので脱線は少なめにするつもりです。
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