第23話

何とかあの無音の攻撃に対応できるよう色々と対策を考えながら街をぶらりとする。

セナも考え込んでいるようで先程からずっとなにか考えているようだ。


「どうしようか」

「普通にやっても勝てないよな」

「だねぇ」

「あっ!なぁ、セナ光虫ならどうだ?」

「いつ使うかが問題でしょ」

「ゴブリンをデコイに使おう」

「あのクソ舐めプのせいで負けるなんて絶対面白いよ!やろう!」


作戦が決まった。

結果から言えば作戦は大成功。

どうやら夜フクロウは光にめっぽう弱いらしく光虫の眩い閃光を浴びた瞬間に地に落ちた。


そして鬱憤を晴らすかのような虐殺が始まった。

光虫を手当たり次第に森の中で投げる。

ドサッと言う音を聞いてセナが嬉々としてトドメを刺しに行く。

少し怖いと思ってしまう程に夜フクロウ狩りに夢中だ、経験値も中々美味しいので確立されたならば中々いい狩場になりそうだ。


「きゃっ」

「セナっ!」


セナが刺された。

見た目はゴブリンなのに上等なナイフを持っていてセナのHPが徐々に減っていることから毒までついている事が分かる。


「持っててよかった毒消し!」

「ギャギャ」


短くゴブリンが泣いたと思うとそこそこのレベルのゴブリンが5体程現れた。

俺が素早く前に出て前線を張り、セナが他ゴブリンを撃ってくれる。

連携が上手くいきゴブリンは瞬殺できたのだがアサシンゴブリンがいない。


「ぶっね!」


また不意打ちだ。

何とか受け流すことが出来て反撃をアサシンゴブリンに叩き込む。

本体は柔らかいのか一撃で死んでしまった。


「はぁ、何とかなったな」

「ちょっと夜苦手かも......」

「分かる、どっと疲れたよ」


夜の森と言うだけでここまで体力を消費するとは思っていなかった。

何とかクエスト目標分のモンスターを、倒してギルドへと戻る。


「すごいですね、夜フクロウをこんなに......」

「たまたまですよ」

「それにしてもですよ!最近は夜フクロウが多くてイニティムとここを結ぶ街道の建設が遅れてたんです、もう少し数が減れば建設のスピードが上がるかもしれません」


明らかなフラグだ。

あの夜フクロウは光が持続的に出るものを周囲に置いておけば攻撃してくることなんて滅多にないそうなのだが、数が増えてきたせいか例外が増えてきていたらしい。

街道の建設、つまりイニティムから人を呼ぶための正式なルートということだろう。


「数が減るまでは俺達も協力しますよ、な?セナ」

「あいつらは根絶やし、、、」


舐めプを極端に嫌うせいか夜フクロウをかなり嫌いになったらしい。

昔、とあるPKに舐めプをされてからあいつの顔が頭に浮かんでぶち切れそうになるらしい。


クエスト

《イニティムとガラハの街道を安全にしよう》

イニティム、ガラハどちらの街からでもこのクエストを受けることができるようになりました。


「ホントですか!ありがとうございます!イニティムの方にも伝えておきますね!あと領主様にも」




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

難しい......

こう、書きたいものは頭に浮かぶんですが言語化って難しいですよね。

より多くの情報を書くと長ったらしいつまらん文章ができますし、簡素すぎてもえ?どうなってるの?って感じで


まあ、これからも精進していきますのでなにとぞ応援よろしくお願いします......



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る