第11話 長谷川 瀬奈 2 設定が少々
「結構レベルが上がったな〜、結構時間使っちゃったけどまあいいよね」
セナ Lv9 ステータスポイント10
HP 100/100
MP 50/50
STR 10
VIT 10
INT 20
DEX 50
AGI 30
ポイントを10残してDEXとAGIに振り分ける。
クエストを受けたりしたけど弓を新調したり、矢を爆買いしたりしたせいで所持金がいつもカツカツだ。
「でもこんなに矢があったら当分街には戻らなくても大丈夫だよね」
門から離れれば人はかなり減っていくので離れたところからひたすら矢を打ち続ける。
連続で何度も打ち続けているのに頭に当たり続けているのは本人の技量なので文句の付けようがない。
「単純作業すぎて辛いよぉ、召喚するくらいならできるけど売りたいしなぁ」
大量にモンスターを狩り続けているので魔石はもう十分にある。
召喚してしまってもいいのだが勝てる敵しかいない状態なので少しでもお金に回した方がいいかもという貧乏性が発動している。
「ん〜、召喚リスト埋めた方がいい気もするし何体か出しちゃおうかな」
召喚士の召喚にはリスト召喚とランダム召還があり、1度ランダム召喚で出した召喚獣は次回からリスト召喚で選んで召喚できるようになるのだ。
「【召喚】【召喚】【召喚】【召喚】【召喚】」
ひよこ、トカゲ、トカゲ、ゴブリン、光虫
「ん〜、見事な初期メンツ」
ひよこは鳴き声で敵の注意を引き寄せる。
トカゲは隠密で偵察に向いている。
召喚士の熟練度が上がった時に得られる視覚共有で偵察としての役割を果たせる。
ゴブリンはただの雑魚い前衛ようの初期召喚獣。
光虫はカブトムシのような形をしており、ツノをおることで数秒後に光を放って砕け散る。
「まとめて【帰還】」
帰還のスキルを使うことで召喚獣を戻すことが出来る。
魔石は戻ってこないので少しもったいないけどリストを埋めるためにはもう少し召喚しなければ行けないのでパーティ枠を埋める訳には行かない。
「【召喚】【召喚】【召喚】【召喚】【召喚】」
ひよこ、光虫、光虫、トカゲ、ウルフ
「おぉ、これで今召喚できるモンスターは全部なのか〜」
召喚士の熟練度はさっきので3まで上昇したが召喚できるモンスターが増えたという通知は来ない。
つまり現状召喚できるのはこの五体ということだ。
「やっぱり救済措置とかなかったか〜、なんにも書かれてなかったし、レティアから職業説明変わってなかったからそうだろうと思ってたけど……」
どうやらレティアの頃から何も変わっていないようでまた厳しい召喚士ライフが始まりそうだ。
ここまでして召喚士を続けるのは特に意味がなかったりする、強いて言うならイオリくんが褒めてくれてパーティメンバーの2人にも私だからできるって喜んでくれていたから。
「あのパーティでもう1回前線を目指してみたいな」
あの頃はみんなで誰よりも早く新しいものを見つけて、みんなでその話で盛り上がって、戦っていくうちにもっと仲良くなれて。
私はずっとイオリくんが好きだった。
でも、ネット上の相手だし、あの関係が壊れてしまうかもって何も出来なかった。
私も可愛くなったし今度こそ現実で会ってみたいな。
もし戸崎くんがイオリくんだったらって考えると胸の高鳴りが止まらない。
ずっと好きだった人とあんな形で会えたなら、それは運命って言ってもいいと思うのだ。
「ふふん♪、じゃあウルフ以外【帰還】」
ウルフはスピードが早いので護衛のために召喚しておく、もふもふで単純作業の癒しになってくれるので得しかない。
「猫派だけど犬もいいよね、もふもふ〜」
モフっては敵を撃ち殺しモフっては敵を撃ち殺す。
何度も繰り返した行動は洗練されていきウルフがモフられるだけの存在と化した。
ある程度のAIが積まれているのか途中からウルフは警戒態勢を取らずひたすらにセナの横を付き歩くだけ。
セナ Lv13 ステータスポイント10
HP 100/100
MP 50/50
STR 10
VIT 10
INT 20
DEX 70
AGI 50
「これがもふもふパワー……効率がバク上がりだね」
ウルフと歩いたり走ったりしながらひたすらにモンスターを狩り続けていたので上がり方が異様なまでに早い。
「矢も無くなるしそろそろ帰ろうかな、一旦ログアウトして戸崎くんに話を聞いてみるのもありかも……」
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作者
召喚士の設定
熟練度が10の倍数の時に召喚できるモンスターの種類が増える。
キャラクターレベルが50になった時、パーティ枠に特別な召喚獣用の枠を1つ追加する。
召喚士に決められた武器はないが補正が一切付かないため、魔法やバフなどの補助が要らないものが推奨されている。
召喚士が??Lvがになり、なおかつ???を手に入れると特殊??が開放される。
レティアの召喚士が不遇すぎるあまり追加された新要素。
他にも色々細かい設定を少し詰めてる途中なのですが大枠はこんな感じですね。
つまりセナの弓の命中率は職業補正がないんでリアルの腕前ってことです。
熟練度レベルの話題が召喚士設定で出たと思うんですが、いちいち書くのが面倒なのでキリが良くなったりしたところで1話使ってキャラのステータスを書く話を作るのでその時まで楽しみにしておいてください。
熟練度1の基準
その武器を装備することで初めて1になります。
採取とかだと初めて採取でアイテムを手に入れた時、魔法だと発動した時。
変更の可能性あり
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