なんかすごく切なくて身につまされるような、そんな感じがしました。
ありがとう
『星新一企画』にご参加いただきありがとうございます。
現世での彼はやはりイジメに遭って無視されていたのかもしれませんね。
それが霊となって教室に留まった理由のような気がします。
その自分に声を掛けてくれた彼女は天使のように見えたかも。
転校の口実にされてしまっても別に気にすることではない。
むしろ彼女の役に立てて良かった。
成仏を見送り守護霊として彼女を守る決心をしたことがその心情を証明しているように感じました。
切なくて温かなお話でした。
カラオケでお別れ会をした「らしい」
この文字が、あまりに身につまされてわかりすぎて、思わず涙が絞り出されてきました。
この感覚、味わった人にしかわからないと思います。
〇〇さんの誕生会があったらしい。
夏休みはみんなで集まっていたらしい。
クリスマス会というのを毎年やっているらしい。
私に一度も声はかからなかった。
もとより、あまり周りと馴染もうとしなかった私が悪いのだけれど。
それでも、学生生活で一度もそういう経験ができなかったのは、やはり人生において損失なのかなとも思う。
彼が幽霊であったことに驚きつつも、寧ろそれが救いであるようにさえ感じてしまったのは、私がおかしいのかなw
一人ぼっちはさみしいものだ。
でも、同調圧力に縛られて生きるのも、同様に辛いものだ。
彼は、解き放たれたのかな。
最後の「ありがとう」の文字に、救いを願ってしまう、読後感でした✨️