第10話 脳内メモ

 分かれがきた後は、必ず夜道で。

等間隔の街灯が眩しい。

お風呂には…入れそうにないかな。

住居から漏れる幸せな会話が苦しい。

あーあのときああいえばよかったな。

角を曲がって今後ろにいる親子の笑い声が脳裏に響く。

野草隣のにおいが鼻腔にとどまる。

あれ、この曲何回ループしたっけ。

また戻りたいな、あの頃に。

ご飯もいいや。死にやしない。

うわっタバコの臭い…うう。


もう明日でいいや。寝るか

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