九話 チョコレート 1

「んーっ! 今日のゼリーも絶品だった……! あの苦いだけだと思ったコーヒーがまさかゼリーとクリームという一見合わなさそーな素材同士の相乗効果で美味しくなるとは!」


 コーヒーゼリーを完食したカルナ様は幸せそうだ。思わず俺も微笑みを浮かべる。


「お気に召されたのであれば良かったです。食べたことのないデザートということでこうなりましたが……」

「良い! それにあのバニラのアイスも乗っていたのが良かったな! 半分ほど溶けていた時が全体に良く絡んでそれはもう……! して、エルフに物を教えておるか?」

「レシピ二十個分は実演を含めて教えましたので……。ベルエルとも仲良くしてくれてありがたかったです」


 ベルエルというのは、城塞から派遣されたメイドの一人。十二歳くらいの小さな働き者で、寡黙な仕事人だが、特別紅茶が好きなようで、淹れてあげると嬉しそうに飲んでくれる。最近茶葉の調合とフレーバーの開発に凝っていて、最近のお気に入りはスモーキーな茶葉に柑橘の香りの茶葉をブレンドするもの。味は濃密に甘く、反面、少々の加減で苦みも出る、何とも難しい茶葉。もう少し簡単にならないものか。


 ここの茶葉は完全に沸騰してしまうと温度が高過ぎて茶葉が開き切ってしまう。なにより、せっかく水分中に含んでいた空気が逃げてしまうのが沸騰の行けないところ。美味い紅茶を淹れるには、お湯の加減も非常に大事だ。


 その紅茶を飲み、カルナ様は唸った。


「この紅茶、美味いが、飲んだことがないな……」

「北のフォルゴル聖王国産のクウェルという茶葉と、ハルコマータのスピットという茶葉を混ぜてます。最近冷えますので、ジンジャーも少し」

「うむ、すこし体がポッポしておるからな。何か入れているとは思った。茶葉を配合……そしてこの淹れ方、お前はお茶も得意なのだな」

「まぁ、お菓子とセットで教わりましたね。明日はケーキでも焼きましょうか?」

「ケーキ! お前の作るクリームはきめ細かくくどくないからな! ……味の秘訣を聞いていいか?」

「少量のリキュールを混ぜるんです。クリームで勝負したい時は桃のリキュールなど、そうでないならラムを混ぜるのですが……ほんの心持ち程度ですが、それで印象や後味が随分と変化します。口当たりは、立て方ですかね……きめの細かさもそこに起因します」

「なるほど。こだわりがあるのだな」

「とはいえ、製菓はあまり得意なジャンルではないんですけどね……。自分が得意なのは、あくまでも庶民的な料理なので」

「あれもそうなのか? 塩の塊で作っていたあの魚も! あんな凝った料理が?」

「ああ、塩釜焼きですか。あれは塩と卵白を使って固めるんです。使う塩の量は豪快ですが、そんなにしょっぱくはならないのが不思議ですよね」

「だな。それとあれもよかった! 口に入れると、しゅわわわーって溶けていった卵の奴!」

「卵ふわふわでしたか。普通に茶わん蒸しで良いかと思いましたが、プリンの先入観があるなら苦手意識を持たれる方がおおいのでそっちにしてみましたが」

「うむ、甘くないプリンは食べたくないな」

「あはは、美味しいんですけどね。出汁の味がして、卵の優しい味がして……」

「あれもすっごく良かったぞ、あのふわふわした……ケーキっぽい何か! しゅももっとしてて、ハチミツとバターがとろけて……ああ……もう一回食べたい……!」

「スフレケーキですね。フライパンを丸ごと使ったので圧巻でしたでしょう? その割には結構ぺろっといけちゃうんです。明日にでも作りますか?」

「うむ! フィーアの分も頼む」

「かしこまりました。あ、だとしたら紅茶ですね。苦くならないように気を配ります」

「うむ」

「と言っても、実は裏技があるんですが。この紅茶に、こう」

「……え?」


 ミルクティにすると、カルナ様の目が点になった。


「何をしておるのだ、せっかくの紅茶に!」

「まぁまぁ、そこに砂糖も入れまして」


 リエッタと飲んだ時は驚かれなかったが、ここではその習慣はないらしい。


 生姜も入っているので、ちょっとしたチャイになってしまった。渋々、彼女はそれを飲み――目を見開いた。


「な、なんだこれは! 飲みやすい! おおおお、ミルクを入れるとかくも美味くなるのか!?」

「ミルクティという飲み物です。これならフィーア様も飲みやすいかなと」

「大変良い! 全く、そなたには驚かされてばかりだ! ああ、そうだ。給料を払うんだった。ほれ」


 懐に入れていたのだろう、白い布袋に入っている。金銭の多寡で俺をがっかりさせることはないだろうから、そのまましまっておく。


「広げてみんか、どれだけ入っておるか我も見たい」

「は、はあ……では、改めさせてもらいます」


 ……金貨が二十枚も入っているんだが。え、どういう……?


「王族直属の料理人だ、金貨十五枚はくだらんぞ。ましてお前の働きならば少ないくらいだ。ん? ひょっとしてやっぱり少なすぎたか?」

「い、いやいや、貰い過ぎです!」

「試用期間だからな。それくらいで今は許せ」

「いや、だから! こんなには、俺……!」

「ええい、黙って受け取れ! 多いと突き返そうとしてきたやつは初めて見るぞ! お前にはそれだけの価値があるのだ! いいな、これは命令だ!」

「……強引な。まぁ、了解しました。一層精進します! ところで、ですが。チョコレートというものがこちらの世界にありますか?」

「あるぞ。あの苦くてざらざらしとる固形の、種子から作られたあれか。あんなもんどうするのだ?」

「自分が師事していた人物の一人がショコラティエ、というそれを専門にする人間でして。良ければ、我が国のチョコレートを知ってもらいたく。実物があるならそれを手直しするのが速いので」

「手配しておこう。あんなやっすい苦いだけの食べ物、どうするのだ?」

「評価が一変するかもしれませんよ」

「それなりに期待しておこう」


 苦笑を返されてしまった。その分、見返した時の反動が凄そうだ。そのためにちょっと本気出さなきゃいけないな。





 チョコレートが届いた。


 そのまま齧ってみる。カカオの風味がダイレクトにくるが、何よりも思ったのがざらついているのと油分が分離していてあんまり口当たりも良くない。


 それらを溶かして念入りに裏ごしを施し、生クリームと大量の砂糖を加えて混ぜていく。うん、なじんだチョコの味だ。そこにラムを少し入れて香り付けする。


 アイスクリーム、生チョコ、使わないものは板チョコに整形して、とりあえず生チョコをカルナ様へ献上することにした。


「こちら、生チョコレートでございます」

「……生チョコレート?」

「柔らかく仕上げたチョコレートですね。これがお気に召されればよいのですが」

「苦いのだろう、あまり好みではなさそうだが、まぁお前がせっかく作ったのだ。一つ貰おう」


 一個を指でつまみ、彼女は口に放り入れた。


「……一個と言わず全部食べてよいか?」

「どうぞ。お気に召されたのであればそれ以上ありません」

「美味いわ! なんだこれチョコレートなのか!? こんなにも、甘く、少しほろ苦い味になるのか!? これは……これは、美味すぎる……!」

「良かったです。これがダメならチョコはダメですしね。アイスにも仕立ててありますが、他にドーナツに掛けたり色々するんですよ。あれなら、ソースにもできますしね」

「なんと……! リョウト、お前には常日頃から驚いているが今日ほど驚いたことはないぞ! この生チョコレートとやらのレシピは万人が知るべきだ! 早速、あのエルフにレシピを書いてもらえ!」

「では、チョコレートを持ち帰る許可を頂きたく……」

「ああ、もっていけ。というか、これからは我の承認を得ずともよい。良識の範囲なら持っていって構わん」

「ありがとうございます!」

「堅い! リョウト、そろそろ我と二人きりの時はもう少し砕けても構わん! 息がつまるわ!」

「そ、そう……なのか? よく分からんけど、カルナ様――」

「カルナ!」

「いや、さすがにそれは!」

「なんだとー? 命令だ。か・る・な!」


 命令か……いや、納得しがたいものがあったので、俺はやはり左右に首を振る。


「さすがにそれだけは譲っちゃいけない気がします……!」

「察しが良いな。その通りだ」

「悪辣!?」

「はっはっは、許せ戯れだ。お前がフランクになろうと一線を保とうと、この関係が揺れ動くわけがなかろう。我は、お前が大切だからな。だから、近づこうとしたのだ。不快なら謝ろう」

「……いいけどね。でも、カルナ様。俺もあなたが大切ですよ」

「ハルコマータの姫よりも?」


 一瞬言葉に詰まったが、俺はそれを飲み下し、頭を下げた。


「今お仕えしておりますのは、他でもないカルナバル二世様でございます」

「望んだ回答ではないが、まぁ良しとする。早速、この生チョコをフィーアにも分けてくる!」

「材料さえ用意して頂ければ、いつでもご用意しますので」

「うむ! 夜用にこのチョコレートの菓子を準備しておけ。楽しみだのう!」


 嬉しそうに出ていくカルナ様を見送り、俺は一旦自宅へと戻ることにした。


 家ではせっせとベルエル――ベルエールーナが働いていた。


「ベルエル、お疲れ様。はい、これ。良かったら食べてみて」

「? チョコレート……あんな苦いものをどうして……? 健康に良いからですか?」

「これは俺が作ってきたやつ。口に合うと思うけど」

「……」


 彼女は訝しみながらも、それを口に運んだ。いつもはあまり変わらない表情なのだが、目を見開いていた。


「お、おいひいれふ……!」

「良かった。いつもありがとう、ベルエル。お給金は、国からもらってるんだったっけ?」

「あ、はい、そうです。ありがとうございます、ご主人様。こんなに良いものまで頂いてしまって……!」

「また作ってくるよ。喜んでもらえてよかった」


 そう言うと黒髪のベルエルは放心しているようだったが、ハッと我に返ってチョコレートを俺が持ってきていた箱に入れて、頭を下げる。


「そ、掃除に戻ります」

「ありがとう」

「お礼などおっしゃらないでください。わたしは当たり前の仕事をしているだけなのですから」

「当たり前のことをちゃんとできてるのって大人だって珍しいんだよ。だから、偉いと思うし、ありがたいと思っている。感謝は言わなければ伝わらない。だから、ありがとね」

「……はぁ。リョウト様は変わったお方です」

「何かいろんな人に良く言われるんだけど、そんなに変かなぁ」

「変です。……リコリスさんにもお菓子を渡されるのですか?」

「うん、まあ。チョコレートを試食してもらおうかと」

「なるほど。喜ぶと思います」

「そっか、ベルエルがそう言うなら安心だね。行ってくるよ」

「裏の泉で洗濯しているはずです」


 この一等地には洗濯場がある。そのうちのひとつが、ウチが独占できている。綺麗な水が湧くのだ。洗濯物を片付けているリコリスはこちらに気づいて頭を下げた。


「リョウト様、おかえりなさい!」

「ただいま、リコリス。俺のいない間、変わったことはなかった?」

「何やら、ピンク色の髪をした可愛い顔の人がやってきました。ガルガデッドさんが対応して、追い返してましたが」

「……なるほどね。はい、リコリス。チョコレートをあげよう」

「ああ、あの苦いと有名な健康食ですね! 体には良いらしいですが……どれだけ苦いか、見聞を深めるいい機会です」


 それを食べて、彼女は目を見開いた。


「甘い! そして、口の中でとろけて、ほろ苦い……!」

「俺の国のオーソドックスなミルクチョコレートなんだ。これのレシピを書いて書類にして欲しいんだけど、いいかな?」

「勿論です! こんな美味しいものが広がるなんて、素敵です! そのお手伝いができるんですもの! うわぁ、うわぁ! 凄いです、リョウト様!」

「リコリスも気に入ってくれたなら良かった。後で部屋に向かうから」

「はい! 洗濯ものを干し終わったら自室に待機しておきます!」

「ありがと。ガルは甘いもの苦手だったし……由紀さんは食べるかな」


 結果だが、由紀さんは感激していた。この世界でチョコレートが食べれることにいたく感動したらしく、小遣いと称して俺にいくらか握らせたがっていたが、金ならビックリするほど貰っているので断った。残念そうな顔をしていたが。


「よーし」


 今日は腕を振るうかな。


「ん?」


 家に誰かがやってきていた。ノックの音が聞こえる。

 扉を開ける――しかし、誰もいない。


「こっちだ」


 下に視線を向けると、コンパクトな懐かしい姿が。


「レリア! どうしたんですか?」

「馬鹿は永遠に馬鹿のままなので、少し事情を話しに来た。リエッタが来ていた理由も含めて、第三者であるボクが話してやろうと思ってな。あ、これはリエッタに頼まれたからではない。ボク個人の判断だ」

「……どうぞ、中へ。いい時に来ましたね、レリア。チョコレートを使ったお菓子を用意しますね」

「む? あの果てなく苦い固形物か? あれは苦手だ、体に良いとされているが……」

「まぁまぁ。俺のチョコを食べると意見も変わりますよ」


 持ってきていた板チョコを溶かして、揚げたドーナツに掛けていく。


「はい、どうぞ。ドーナツのチョコ掛けです」

「うむ。ロワゾブリュ・ブランシェではもう甘味は食べれないからな。どれ……ふぉおおおお! 美味しい! なんだこれ、ボクの知ってるチョコじゃない!」

「で、どうしてレリアはここへ?」

「ああ、うん。あの時の話は聞いた。しかし、リエッタは魔道具で正気を失っていたのだよ。催眠されていた」

「催眠……?」

「心を強制的に捻じ曲げられていたのだ。怒りの感情をコントロールできなくなるように。あのセーラに触ろうとした男が自白した。実際に魔道具も確認済みだ。……あの時のリエッタは、リエッタであってもリエッタではなかったのだよ」

「……ですが、怒りの感情をブーストするものなら、根幹に俺への怒りがあったことがあると言っているようなものだ」

「それは否めない。リエッタは何かしら、リョウトに対し不満を持っていた。それは事実だろう。どういうものかは、やはり当人から訊くしかないが……ボクは伝えたからな。このままだとお前が不憫だからそうしたまで。聞かない方が良かったか?」

「いや、腑に落ちたよ。あのシャリエッタ姫はシャリエッタ姫ではなかった。それは分かりましたが、俺が対応を変えることはないでしょう。二度と関わりたくない」

「だろうな、ボクでもそう思う。で、だな。ボク一人ならまたここに来てもいいだろうか。お前のお菓子が忘れられないんだ……」

「いいですよ、レリア。レリアは俺の数少ない友人ですし。ここまで食べに来てくれたんなら、たーんとご馳走しますよ。追いかけてきてくれて嬉しいです」

「……ああ。では早速、このドーナツ、余りを持ち帰らせてもらう」

「どうぞ。レリアのために作ったんだから。あ、チョコレート本体もいる? 美味しいですよ」

「貰おう。いざという時の食料に便利そうだ」

「高温だと融解するのでお気をつけて」

「分かった。……リョウト、ありがとう。ボクは君に会えて本当に良かったと思っている」


 レリアはそう微笑んで、バスケットを片手に去っていった。

 そっか、レリアも来ていたのか。シャリエッタ姫は愛されてるな。


 そんな事を思いながら、俺は少し部屋を整理しに戻るのだった。


 すると、ノックの音が。強めだ。


「レリア、忘れ物?」

「リョウト!」


 シャリエッタ姫だ。俺は恭しく頭を下げる。


「これはこれは、シャリエッタ姫。ご機嫌麗しゅう。こんな一個人の料理人に、はるばるどんなご用事でしょうか」

「私が悪かったよ! ごめん! 錬金術師のくせに、魔道具を見抜けずに、あなたに酷いことをしてしまったの……! 本当に、ごめんなさい!」

「聞きましたよ。それは怒りを増幅するためのものでしょう? 俺に対して、何か怒っていたんですよね? 怒りの感情がなければ、そもブーストはされないわけだ」

「それは……」


 口ごもる彼女に、俺は溜息を吐いた。彼女の肩が、小さくビクッと震えた。


「……俺は、自分が間違っていると思ったことはないんです。だから貴女の怒りが理解できない。そんなことで一々怒鳴られてはかなわない。お引き取りください」

「りょ、リョウ……」

「お引き取りを」

「……また来る」

「何度来ても、答えは変わりません」

「それでも、また来るよ」


 彼女は去っていく。涙を浮かべていたのだろうか。それはどうでもいいことだった。


 でも、何だろう。彼女を見ると、胸がかき乱されるようなこの気持ちは。


 どうでもいいことに、俺は心を乱されない。


 未だに未練があるのだろうか。

 俺を信じてくれなかった、あの女の子に。


  ◇


 ヴァレリアがチョコ掛けのドーナツを食していると、俯きながらシャリエッタが戻ってきた。レリアは顔をそちらに向け、そして鼻を鳴らした。


「馬鹿め。恐らく正面から行ってダメだったんだろう?」

「うん。レリアが作戦練ってくれたんだけど、何か、リョウはそう言う作戦とか、嫌いそうな感じがしたんだ。だから、真っ正面から行ってみた」

 

 内心で、レリアは彼女の勘の良さに感心した。動物的な勘に優れているな。


「で、ダメだったと。諦めるのかい?」

「ううん! 諦めない!」

「好きにするといい」

「ってあー! リョウトのお菓子食べてるし!」

「だってボク個人とは何の諍いもないし。何のためにボクがついてきたと思っている。リョウトのお菓子が食べたいからだ」

「一個ちょうだい!」

「……構わんが、甘いの苦手だろ」

「いいの!」


 シャリエッタはドーナツを頬張る。気色ばんでいたが、見る見るうちにしおれていく。


「うう、甘い……気持ち悪い……」

「言わんこっちゃない。美味しくなく食べられる食物の気持ちになれ」

「でも、リョウトが作った料理だもん。食べるもん」

「……そうか」


 レリアは何も言わなかった。それだけ、リョウトとのつながりが欲しいのだ、今の彼女は。だから、甘い食べ物であっても欲しがるのだろう。


「うう……甘いよぉ……」


 苦手なものを食べてるから泣いているのか、それともリョウトが恋しくて泣いているのか、レリアには判断がつかなかったが。


 レリアは教わったミルクセーキにドーナツを浸しながら、それを食べていくのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る